谷口隆之助先生
生物的次元は人間も他の動物と同じように
生物体として様々な欲求を持っています。
体を維持しようという欲求
種の再生自分の子孫、仲間を増やそうとする欲求。
食欲や排せつ、性的欲求
基礎的な欲求を満たすことで生存している。
自分の体を維持しようといううこと、
自分の生存を維持しようといううことは
全部自己主張となる。
自分が生きようとすれば、他の生物を
殺したり他の人間を押しのけたりする。
それぞれが生存するために直接ぶつかりあう次元
自然的性の次元をはっきり見ておく必要がある。
愛情もこの次元では我執、自己中心的のありよう。
愛は自分を存続させる手段。血縁への愛も自分の延長線上。
人間はその自己中心の愛、我執の愛から抜けられないから
悩み、不安に陥り、おそれるのだということ。
愛することは間違っていないけれど、
自分に執着している、閉ざされていることが問題。
自然的な生の在り方は、極めて自己中心的であり
そこでは愛すら自己中心的な心の動きに過ぎない。
しかしそれは、人間が人間としてある全てではない。
これを問題とし克服しようとすることに目を向けよう
と言うことです。