FBIニューヨーク支局

全館に警報が鳴り響いて


「ティナ本当にメリッサが情報を盗み出した犯人なんだな」
ブライアンはまだ信じきれていなかった

「えぇ確実な証拠はあるわ」

オフィスは慌ただしく職員が走りまわっており、異様な雰囲気になっていた


「でメリッサはどこにいるんだ」
ブライアンはかっかした様子だ

そこ居たアダムが答えた
「まだ分かりません、けどかなりの人員をかけて捜してるので」

「早く見つけて捕らえるんだ」









一方メリッサは警報がなって慌てていた

メリッサは盗聴器入りの携帯電話をポケットにしまい、自分の携帯電話を取り出して電話を掛けた

「ジョン大変なの!建物の中で警報が鳴り始めたの多分私が犯人だとバレたみたい」
メリッサは部屋のドアから外をのぞいた
そこには捜査官が居りメリッサを探して居る様子だった

メリッサは静かにドアを閉め電気を消し部屋の隅に隠れた

「大丈夫かメリッサよし今からFBIの管理システムに潜入してみる」
ジョンの前にはパソコンや様々な精密機器が設置してあった


「もうやってるよジョン」
アルバートは少し離れた所でパソコンを操作していた

そこにジョンが携帯電話片手にやって来た

「あとジョンこれを使え」
アルバートはジョンにアルバートも今使っている携帯のハンズフリー器具を渡した

「すまない」
ジョンは携帯電話を置いて耳にそれをはめた

「メリッサ大丈夫か」

「えぇアルバートね今は大丈夫だけど、これじゃあ捕まるのは時間の問題」

「よし、出来た今FBIの監視カメラのシステムに潜入した、捜査官の居ない道を案内するから電話は切るな」

「分かった」
メリッサはそう言って立ち上がった



その瞬間ガチャと言う音を立てて部屋の扉が開き、照明がついた

そして1人の捜査官が部屋に入ってくる

メリッサはそれに気づき物陰に隠れていた
捜査官からは死角でメリッサは見えていない



「どうしたメリッサ!」
ジョンはメリッサの返事が無かったので何かあったのではないかと思って叫んだ


その携帯の向こうでメリッサは息を殺し小さくなっていた
携帯電話からは小さくジョンの声が漏れていた
そのためメリッサは静かに電話を切った



「くそっ切れた」
ジョンは頭を抱えた

「ジョン待て今監視カメラをチェックしてみる」
アルバートは潜入しているFBIの管理システムでメリッサを探した

「居たぞ!多分これだ」
パソコンには入り口辺りで立っている捜査官と奥の隅で小さくなっているメリッサの映像が映った

「アルバートこの監視カメラの映像はFBIでも見られてるんだよなぁ、って事は」

「あぁメリッサの居場所がばれる」
アルバートはジョンを見た

「細工出来るか?」

「前の監視カメラの映像と今映像を差し替える事ならできるかも」
アルバートは再度高速でパソコンを操作し始めた



「出来たぞ」
アルバートが言ったこれで一時的に大丈夫だ

パソコンの画面が本当の監視カメラの映像に切り替わった

その画面には捜査官の姿は無かった
しかし、メリッサの姿も消えている


ジョンは慌ててメリッサに電話をかけた
するとすぐに電話は繋がった
「メリッサ大丈夫か今どこにいる」

「大丈夫よ、監視カメラに映らないようにしてるの」
メリッサはささやくような声だ

「そうかよかった監視カメラはこっちで何とかした、映ってもFBIには見えていない安心しろ」

監視カメラの映像にメリッサが横から現れた
「わかったわ」

アルバートが会話に入ってきた
「メリッサは無事で何よりだ、その部屋の外の廊下には捜査官が2人居る、しかしもう直ぐ捜査官が増える、今行くしかない」

「そうね、行くわ」
メリッサは扉へ向かった

「銃は持ってるのか」
ジョンが言った

「必要ないわ」
メリッサは監視カメラを睨んだ

「いや、護身用だ」



「ミッション・イン・ポッシブル見たいだぜ」
アルバートは少しテンションが上がっている様子だ

「アルバート!万が一の事があったら容赦しないわよ」
メリッサは怒っていた

「あぁすまない、待てよ…もう直ぐ男が後ろを向きそうだメリッサ部屋を出たら左に行くんだ分かったな」
アルバートはパソコンを食い入るように見ている

「左ね、その次は」


「左に行ったら右側に小さな窪みがあるそこに隠れるんだ」


「分かった」

「よしもう少しだメリッサ準備しろ…今だ行け!!」
アルバートがGOサインを出すとメリッサは静かに扉を開け左に走った

廊下の捜査官は反対方向を向いていた
しかし、扉が閉まる音に反応して振り返った

メリッサは右側に小さな窪みを見つけ
必死に飛び込んだ


「ん?…気のせいか」
捜査官が振り返るとそこには誰も居なかった
これまでのSecret agentは



〈注意〉
以下14話までのネタバレがあります



FBI捜査官ジョン・カーターは上司ブライアンから潜入捜査をしろと頼まれる

しかし、ウォルターと言う男のマフィア組織に潜入捜査中
ジョンは最近違う支局にとばされたと聞いていたFBIの同僚アルバートと出会う

アルバートもジョンと同じく数カ月前にブライアンから潜入捜査を頼まれ任務中だったのだ

そこで、ジョンはアルバートにブライアンはウォルターと手を組んでテロを起こそうとしていると聞く


それを聞いたジョンはアルバートと手を組んでブライアンのウォルターとの関与を裏付ける証拠を捜そうと動き出した

その中、ジョンの同僚のフレッドがウォルターに殺される

そして、あろうことかブライアンはフレッド殺しの犯人をジョン・カーターとし
ジョンを指名手配にしたのだった


その中アルバートはウォルターの手下の前で死んだと見せかけ死を偽装することに成功した


世間では死んだと思われているアルバート
世間ではテロリスト扱いのジョン

2人はこの状況の中でブライアンがスパイだと言う証拠を掴むために戦うのだった


そこで、現役のFBI捜査官であり同僚であるメリッサに事情を話仲間に引き入れた

メリッサはジョンと合流する前にFBIからブライアンの通信を盗んできた

しかし、その記録にウォルターと通信した記録は無かったため
私用の携帯を持っているとふんで
3人は携帯電話の盗聴をしようとしたのだった


そのためメリッサはFBIに戻りブライアンの携帯を盗み出し盗聴器をつけた

あとは盗聴器を接合済みの携帯をブライアンに気付かれないように返すだけ
だったのだが

その時、メリッサがFBIの通信記録を盗んだ事がバレて

FBI全館の警報が鳴り出してしまったのだ




その頃、ウォルター達ブライアンに頼まれた仕事をしていた

ひとつはジョン・カーターの抹殺

もうひとつはFBIニューヨーク支局の爆破であった
FBIニューヨーク支局

メリッサはブライアンの携帯電話を持ったまま
誰も居ない部屋に入った
そこはめったに人の来ない管理室だ

メリッサは電気をつけ辺りの安全を確認すると
ブライアンの携帯電話を取り出して
分解を始めた








メトロポリタン美術館前



そこには白いバンが一台停まっていた

その中から作業服を着た6人の男が一斉に出てきた

1人の男が仲間に話しかけた
「おいジェーコブさっきどこに行ってたんだ」


「あぁすまないトイレに行ってただけだ」
その男はさっき美術館に居たイケメンだった

「そんなの先にすませておけ」

男達は車の後ろから
大きめの道具入れのような
ケースを取り出した

6人は皆1人2つずつケースを持つと

帽子を深くかぶり
美術館に向かって歩き始めた


その帽子には分かりやすく「電気屋」の文字がかいてあった








FBIニューヨーク支局


「アダムこれ見て」
1人の女捜査官が近くの男捜査官を呼んだ

「なんだよティナ俺は今忙しいんだ」
アダムはティナを見た


「FBIから情報が盗まれた時間のメインコンピューター室の監視カメラの映像よ、この時間に監視カメラに映ってるのはアダムあなた、だけなのこんな所で何やってたの?」


パソコンにはメインコンピューター室の監視カメラの映像が出ていた

「犯人扱いするのは止めてくれそのとき衛星からの映像にエラーが出たから調べに行っただけだよ」
アダムは状況の説明を必死にした

「そうだったのアダムあなたが映っててびっくりしたじゃない」
ティナはパソコンの画面をもう一度みた


その時アダムはあることを思い出した
「いやそんな筈はない、あの時メインコンピューター室にまだ誰かいたぞ!!」

ティナは驚いてアダムを見た

「誰なの?監視カメラには映って無いわよ、待って調べるわ」
ティナはそう言うとパソコンで何か調べ始めた


「あの時、俺はその人にエラーの直し方を聞いたんだ」

「本当だ…この映像加工されてるわ」


「あの時居たのは…えぇ…」


「加工した人調べてみる」
ティナはパソコンで調べ始めた


「思い出した」
アダムは八ッとした


「メリッサ?!」
ティナは今パソコンで調べていた
動画を加工をした犯人の名前を見つけた

「そうだメリッサだ」
アダムとティナは固まっていた








メリッサはブライアンの携帯電話に小型の盗聴器を入れて
やっと組み立て直しをしている所だった


「よし」
メリッサは組み立てを終え立ち上がった


しかし、その刹那



ウィーン

ウィーン

ウィーン


FBI全館に警告サイレンが鳴り響いた