病状の悪化
いつもホールでお食事をとっていた男性患者さまA氏。
急激に状態が悪くなり、点滴になってしまいました。
意識はほとんどなく、血圧も60代、酸素5L開始です。
朝食時、
ホールでいつも同じテーブルに着いていた他患者さまが、
「あれあれ、さびしいなぁ~」 と つぶやいた。
ふだんお互いに会話を交わすこともなく、手づかみで
ボロボロこぼしながら食べるA氏のことを、少し疎ましく
思っているのではないかと勝手に思っていた。
「寂しい・・・」 家族の前で表すことの出来ない感情が
その時 湧きあがってきてしまった。
終わりを迎えようとしているA氏に対する想いは、
ご家族や私たちナースだけでなく、一緒に生活してきた
同じ病棟の患者さまも同じようにもっているのだ。
またそれは、自分の病状と重なって不安にもつながって
いる。
いつも通り 笑顔で明るく接する。
私にはそれしか出来なかった。




