排便コントロール
高齢になると、腸の動きが緩慢になり 「便秘」になりやすい

特に寝たきりの患者さんにとっては、自然排便はかなり
狭き門だ。
下剤や水分の調節、お元気な方には運動・マッサージを
すすめるが、80歳代、90歳代の方には限界がある。
どうしても自然排便がない場合、グリセリン浣腸をかけて
便を排出する方法がある。
患者さんにもよるが、平均して3日間排便がないと浣腸を
かける。
まずベッド上で、左を下にして横になっていただき、体温
程度に温めた液体を、肛門からゆっくり注入し、しばらく
時間をおいて排便を待つ。
浣腸が必要な患者さんは、大抵の場合 「腹圧をかける」
ことがむずかしい。つまり自分でお腹に力を入れてイキむ
ことがなかなかできないのだ。そこで、肛門に指を差し入
れ、便を摘出する。これを摘便といいます。
実施時はもちろんゴム手袋を着用し、肛門や直腸を傷つ
けないように注意する。これは医療行為なので、看護師が
必ずやっている。
単に便を出すだけのように思われがちだが、血圧の低下
や腸の動き、出血の有無など、さまざまなポイントを観察
しながら行っているのだ。
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見守りだがトイレまで歩いて行ける患者 Aさん。
最近認知症がすすみ、夜中に歯磨きを始めたりすること
もある。
昨日、Aさんは3日間排便がなかったため、
「浣腸してくれよ~」と希望された。オムツ交換や介護員
との連携もあり、午後1時半に時間を約束しておいた。
するとお昼過ぎくらいからナースコールの連打が始まった。
「カンチョー!カンチョー!」
頭の中は「カンチョー」でいっぱい。ところがその時間は
昼食の配膳・下膳、そのあとのトイレ誘導などで忙しく、
お昼時にはAさんのご期待に応えられず・・
「1時半に来ますからもう少しお待ち下さいね」の繰り返し。
すると
「そんなこと言ったって待てないよ~!出ちゃうじゃないか
」
「・・・・・ えっ
お通じ出るなら浣腸しなくても ・・・・
」
と、介護さんと大笑いしました。そんな笑いも時々あります 









