あれから2年が経った…。
僕と弟はあの時、自宅にいた。
僕は髭を剃り終わり、顔を洗っていたが、途中で立ちくらみでも起きたかの様な感覚に襲われた。
ガチャン!ガチャン!と激しい音を立て、家にある物が激しく揺れ、落ちていく。
あれが大震災の悲劇の始まりだった。
何度も余震が続き、揺れが続く。
顔を洗った後、慌ててテレビを点けた。
まだ停電はなかった。
震度7…東北の震度に唖然とした。
こちらでも、震度6はあった。
津浪警報だったろうか?
日本各地がその中に囲まれていた。
僕は水戸だったので、津浪の影響はなかったが、茨城の海岸沿いは被害を受けたのを後で目にした。
千葉でも同じ様な事が起こったのだろう。
僕は子供の頃に南相馬に住んでいた。
今年、南相馬に訪れ、愕然とした。
錆びた車がひっくり返っている。
大きな車でさえ…。
家はぐちゃぐちゃ!
地震、津浪、原発の影響で、手が付けられないのもあったのだろう。
僕はその光景をただ口をあんぐりとさせ、黙って見ているしかなかった…。