スプーンの初級編の作成を、アップしたいと思います!



ウイングキールのキール部分を作成した、黒蝶貝です!

裏側を見て、凹凸の無い部分と凹みの有る部分を探します!

探したら、マジックで大きめなサイズに書いています!

1、2は、縦取り3、4は、横取りになります!

縦取りは、貝の年輪が狭くなる様にチョウツガイに向かって切り取った物です!

横取りは、チョウツガイに平行にカットした物です!

縦取りは、貝光が前と見るのと後ろから見るのと全然違い、後ろから見て貝光が綺麗になる方にフックを付ける様に削ります!


1、2、3、4の番号の部分をカットした物です!
1、2、3は、裏側の凹凸が少ない部分になります!
4番は、凹みの有る部分になります!

方向が決まったら、形を整えます!

少し大きめに、削ります!


まずは、下穴を1mmのドリルで開けます!

3mmの穴を開けハトメ(3mm×4mm)が入るか確認し、細い方の先部分が少し出る位迄削ります!

エポキシでハトメを接着します!
乾く迄、時間が有りますので、今度は、4番の凹みの有る部分を利用してノーマルタイプの作成をしたいと思います!


4番の横取りの短冊に大雑把にノーマルタイプのシルエットをマジックで書きます!


細かいカットは、2~3cmのカッターが使いやすいです!


大雑把に自分の好きな形に整えます!


又、ウイングスリムの時と同じで、1mmの下穴を開けてから、水中でダイヤモンドビットの細い順から太い物で、最終的に3mmの穴を、開けます!


ハトメの(3mm×4mm)で細い方の先端部が少し出るか確認します!

もし先端部が出ない場合は、ハトメ(3mm×6mm)のハトメを試します!

ハトメ(3mm×6mm)の先端部が出ない場合は、先端部が出る迄削ります!



先端部が出るのを確認してから、エポキシで接着します!

とりあえず、ここまで1時間位かかりました!


ハトメのエポキシが乾いたのでハトメの下部分から、ダイヤモンドカッターでスプーンの近く迄削ります!

下部分から、行うのは、ハトメが乾いていない場合は、帽子部分が上に上がるので、解りやすいからです!



帽子部分と下部分のハトメをスプーンの位置迄削ります!



後は、形を整えて、ほぼ完成です!

今回は、解りやすく、簡単な表側の磨いて有る貝殻を使用していますので、1時間半位で2枚作成出来ました!

又、サンダー等のカットしやすい道具を使って作成すれば、30分位で作成出来ると思います!


何故、ドリルでアイの穴を開けないのか?と疑問を持った人が、少なからずいると思います!

自分も以前はドリルを使用していた事が有りました!

ドリルを最終工程にして、穴開けで完成というところで、貝が割れてしまった事が何回か有りガッカリしました!

そこで、ルーターを使用して出来ないか考えて、まずは下穴の時に水中で使用しましたが、何故か上手くいかなかった!

今度は、普通に空中で試したら、粉が飛ぶが穴を開ける事は、出来ました!

そして、空中でダイヤモンドビットを使用して、穴を開けようとしたら、目が詰まって止まってしまいました!

そこで、試しに水中でダイヤモンドビットを使用したら、粉も飛ばずスムーズに穴を開ける事が出来ました!

これで、一番難しかった、細いキール部分にも失敗しなくなりました!


真鍮補強も最初の頃は、真鍮パイプを使用していた事も有りました!

パイプが切る時に、潰れたり工程が難しいので、ハトメを使用する様にしました!


あくまで、自分のやりやすいやり方なので、他のやり方も沢山有ると思います!


これから、スプーンを作成したい人や作成している人の参考になればとアップさせていただきました!