味覚について岡田斗司夫さんが「目を閉じて集中して食べると、普段の食べ物の美味しさが倍増する」

という趣旨のブログを書かれていた。

http://putikuri.way-nifty.com/blog/2009/12/post-4468.html


実際にマックのソーセージエッグマフィンで試してみた。

うま~!!

いつも以上に味の詳細が良く分かった。


そもそも味って絶対「味覚」だけでは無いと思う。

舌の感触だって歯ざわりだって大切だ。

そして何より「嗅覚」。

味+香+食感=その料理の美味しさ

だと思いました。



余談ですが

よく舌の前の方が甘味を感じて、横が苦味で、酸味で~と言われているけど

そんなに単純なことかな?

僕は味を一番感じるのは、食べ物を飲み込むときだ。

舌の奥から喉にかけて。

租借した物を飲み込む時に一番美味しさを感じる。


人間って租借しながら、少しずつ飲み込んでいるので、その状態が一番美味しい。


味蕾と言う部分に食べ物の化学物質が反応して味を感じるらしいけど

食べ物を舌の上に乗せて、全く動かさなければ、置いてしばらくはその物の味を感じるけど

決して美味しいとは思わない。


租借して舌が常に食材と摩擦している状態が美味しいという感覚になるのではないか?

飴玉を口にいれて転がさないのと、転がすのでは、後者の方が美味しい。


美味しさ = 租借(味、香、食感) + 嚥下感(飲み込む)

ともいえるかな?


当たり前の事だけど再認識したので書いて見ました。






人を盲信する事っていけないことなのかな?

岡田斗司夫さんのtwitterを読んで気になった。

http://twitter.com/ToshioOkada


僕は尊敬する人が出来たら、その人になり切ろうとする。

憧れでいっぱいになってその人の真似ばっかりする。

そうやって成長してきた。

今も岡田斗司夫さんに憧れて盲信している。


盲信することのデメリットは

自分を持っていない人が盲信すると、自分のアイデンティティーまで

その盲信する相手に預けてしまう事。


僕は自分に自信がないタイプの人間なので

気をつけないといけないと思う。




Mのランチというサイトがあります。

http://emunoranchi.blog65.fc2.com/

大阪ではとても有名な「食べ歩きグルメブログ」です。


大阪市内で働いていた私の昼ごはんの選択基準は

「Mのランチ」 でした。


写真中心の構成。

ランチとディナー 一日2回の更新。

生活圏内という利便性。

高級店ではなくリーズナブルなお店を紹介している事。

味の批評が客観的で、押し付け感が無い。

定休日や地図、電話番号を表記してくれていること。

紹介されたお店に行ってみたら本当に美味しい。


このサイトの管理人 M三郎さんの紹介した店に行きたい!

と思わせる魅力的なブログです。

M三郎さんのお陰で、美味しい物とたくさん出会い

彼の後を追って食べ歩く度に、自分の舌がどんどんレベルアップして行くのを実感しました。


最近ではよみうりテレビの「大阪ほんわかテレビ」の「昼ごはんでっせ~」のコーナーも

このブログで取り上げた店を紹介したり、雑誌やテレビよりも早く美味しいお店を発掘するプロだと思います。


さらに驚きなのは講談社のムック本で

クチコミ1週間2009 Mのランチ 関西BEST100軒 (1週間MOOK)/1週間編集部
¥880
Amazon.co.jp

まで出版する人気ぶり。

さらに講演会まで開き、人気店の共通点や秘密を語ってらっしゃる様子。

ブログ開設当初から読んでいる読者としては、驚きの活躍ぶりでらっしゃいます。


カレーもつ鍋が絶品の「えなっく」

http://emunoranchi.blog65.fc2.com/blog-entry-2032.html

煮込みハンバーグの美味しい「REVO」はお気に入りのお店です。

http://emunoranchi.blog65.fc2.com/blog-entry-2023.html


大阪在住の方は楽しめるブログだと思います。




以下グルメ関係なし-------------------------------------------------------------------



突然ですが、私C太郎は漫画家、脚本家、イラストレーターを目指して

昼はサラリーマン、夜は創作と言う生活を送っていました。


結局その道で生活する事を断念したのですが、このM三郎さんの活躍が

私にとって大切な事を教えてくれていると思うのです。

M三郎さんは、ブログを読む限りただのサラリーマンで作家志望ではありません。


私の周りに居たプロ志望者たちは、鬼気迫る勢いで創作に打ち込んでいる人しか居ませんでした。


「楽しもう」とする心の余裕が無かったように思います。

中でも私は創作する事が苦痛にまでなってしまっていました。


このパターンに陥ると、いろんな人から「もっと楽しんで描いたら良いのに」といわれる事が多くなり

言われる度に創作を楽しめない自分はプロには向いていないのでは?と不安に駆られ

そんな不安を払拭するために、もっと必死になってしまうと言うジレンマの繰り返しでした。


創作だけで生活する事=「プロになる事」をあきらめたから気付いた事ですが

ジレンマに陥ったプロ志望よりも、自分の好きな事をただ追及している人の方が

よほどプロに近いのではないか?と思うのです。


現にM三郎さんはどういった経緯があったかは分かりませんが、本を1冊出したフリーライターといっても

問題ないわけです。

無名の新人より、実績のある人の方が次の本を出すチャンスに恵まれるのは当たり前で

ジレンマに陥って視野の狭くなった人より、M三郎さんの方が創作で生活できる可能性が高いと思うのです。




もう趣味と割り切って、二次創作や好きな絵を描いている今の私。

自分で創った作品を人に観てもらって楽しんでいる内に、もしかしたら「出版社からお声がかかるかも?」

と淡い期待を抱きつつ好きな創作を楽しむ事の方が人生にとっては有意義なのではないか?と思ったのです。


必死にプロを目指していた当時の私からすれば、今の私は「負け犬」ですが

どちらが人生を謳歌しているかと言えば、今の私なんです。


プロになる事よりも、人生を楽しむ事の方が絶対大事だと思います。

信じている道を諦めるのはとても恐ろしい事ですが、だからと言って死ぬわけでも無し

自分が幸せな方を選ぶべきだなと、プロを諦めた私は思うのです。


幸せの形って常に形状を変えるものだなぁとしみじみ感じるのでした。