実は1冊出版を目論んだ本の企画があった。


いつか実現したい夢の一つだった。


その企画とは岡田斗司夫さんと武田康廣さんが立ち上げた
素人の映像集団「Daicon Film」
日本初のSFショップ「ゼネラルプロダクツ」
さらに後のアニメ製作会社「GAINAX」
に特化したインタビュー集の出版もしくはその小説化、マンガ化、アニメ化企画だ。



僕はDAICON FILMが大好きだ。
ダイエットや文化人としての岡田斗司夫さんしか知らない人は
是非観て欲しい映像なのでリンクを張っておく。


あわせてその歴史も知ってもらいたい。
きっと心の底からマグマが噴出すが如くの感動と情熱を感じるだろう。
そして自分もこんな作品を作れたら・・・と憧れを抱くに違いない。


DAICONFILMのwiki http://ja.wikipedia.org/wiki/DAICON_FILM

DAICON 3 http://www.nicovideo.jp/watch/sm232453

DAICON 4 http://www.nicovideo.jp/watch/sm6101377

人気ドラマ「電車男」との関係 http://www.nicovideo.jp/watch/sm734536




僕はこのDAICON FILMの影響で岡田斗司夫さんの事を
プロデューサーとして大変尊敬している。
そして1980年代を熱く駆け抜けたDAICON FILMのメンバーと
その功績にとてつもない憧れを抱いている。


当時自分は4.5歳の幼稚園児。

こんな伝説が繰り広げられているなど、知る由も無かった。

後追いファンゆえのコンプレックスもある。


だから僕がDAICONFILMのTシャツに岡田さんのサインを貰った喜びと言うのは

言葉に表す事が出来ないほどの喜びだった事は
アニメファンだったら、分かって頂けるのではないだろうか。



分かる範囲でDAICON関連の事を書かれた記事や出版物を蒐集している。


武田康廣さんの著書「のーてんき通信」


ガイナックス主要メンバーのインタビュー集「GAINAXインタビューズ」


庵野秀明さんのインタビュームック「スキゾ・パラノ・エヴァンゲリオン」


村濱章司さんの「オタクバカ一代」


ゼネプロを題材にしたと思われるアニメ「おたくのビデオ」


島本和彦「アオイホノオ」


当然「ま、金ならあるし」


等等その他、雑誌記事や映像でのインタビューの様子。

岡田さんがひとり夜話で語ったDAICONの様子などを少しずつ蒐集。

その昔、岡田武田両氏が雑誌に連載を持っていたと知り
古いアニメ雑誌を捜し求め、まんだらけ大阪店の店員さんにも相談したが、

「ジ アニメ」と言う雑誌は取り扱いしていないと言われ
絶望した事もあった。


岡田さんが当時の事を語るイベント「遺言」に参加できなかったのは一生後悔するだろう。



DAICONFILMの事をもっと知りたい。
ゼネプロってどんな感じだったの?
GAINAXの現場の空気を吸いたい!
出来る事ならタイムスリップしてDAICON3.4を体験したい。
お客ではなくスタッフとして!
あと10年早く生まれていたら俺だって!



そんな思いを埋めるがごとくDAICON関連情報を集めている。
だが、いくら情報を集めても集めても、ぜんぜん満足できない。

なぜか?


① DAICONからGAINAXへ至る過程を、時系列に沿って語られた物が少ないから。

② 関係者各位の証言が断片的で全容をつかめない。

③ 各作品毎の詳細な出来事まで知りたい!

③ 何より、こんなにアニメファンを虜にして止まないDAICONFILMに関しての書籍が決定的に少ない。



以上の理由から、だったら俺が作っちゃる!!
とこの企画を考えた。


この企画を師匠の小説家の先生に相談した所
こう言う固定ファンのあるテーマは、必ず特定の売上が期待できるので、出版社も許可するだろう。
とのお墨付きを得て得意満面だった。



だが、DAICON関係者に全くコネが無い。


ならば、とにかく誰よりもDAICONに詳しくなって
その情熱をDAICON主要メンバーの誰かにぶつけて突破口を開こう!
とさらに情報を集めていた。



もし、本当に本気だったらもう動いていただろう。
情報が足りなくても、DAICON関係者に連絡を取り
相談を持ちかけるくらいしていただろう。



もたもたしてる間に、生活の環境が変わりこう言った夢に
時間を割くことが減り、とりあえずこの夢は棚に上げていた。



そんな中、岡田さんのブログで岡田さん自身が
DAICONFILMからGAINAXまでの出来事を1冊の本にすると知った時
全身に電撃が走った。


そして今日参加したひとり夜話6で、その出版物に対する
岡田さんの想いを聞く事が出来た。


「今までDAICON関連の事を話して来た人たちは、その面白さを全然表現し切れていない。」
「本当はもっともっと面白い出来事なのに!」
「僕のこの本は面白いよ!」



と今までのDAICON関連情報に対しての不満と
ご自身の著書に対する自信を力強く話して下さった。


僕はその言葉に鳥肌を立てながら聞いていた。


早ければ今年の9月に出版予定のその本を読んでも
まだDAICONへの欲求が満たされないなら
今度こそ自分でその欲求を満たすしかないだろう。