銀行に着いたトンケは窓口へ向かい、通帳と印鑑を差し出し

『全て引き出してください!』

と窓口の女性に言った。


しばらくたって番号が呼ばれた。


厚みのある封筒の中にあるのは、トンケがサラリーマン時代にコツコツ貯めていたお金だった。


『現金600万円…これを全て鬼夜子さんに渡そう!』


トンケは封筒を抱きかかえ屋敷へ帰った。



屋敷へ帰ると鬼夜子は裏庭でドーベルマンに餌である鶏をあげていた。


『鬼夜子さん!!』


トンケは大声で呼び掛けた。

鬼夜子が振り向くと、封筒を差し出し

『これが今までの僕の全てです!僕の人生を捧げる証しとして受け取ってください!』


そう言った。

暫くの沈黙の後、鬼夜子は

『わかった。』

そう一言だけ言い、封筒を受け取った。


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