『ほんっとうに海入りたくない。。』


トンケは岩場からじ~っと海を見つめていた。


ドン!

『ぎゃ』

ドボン


『イモ引いてんじゃねぇよ』


鬼夜子はトンケの背中を押し、トンケは海に落ちた。


『げぼげぼ、あぶないじゃないですかげぼげぼげぼ』

半分溺れながらトンケは命綱を触って確認すると…


(いのちづな。ついてない!)

『鬼夜子さ…げぼげぼ命綱!げぼげぼ』


『あ?あーワリィワリィ。かたむすびするの忘れてた。』

と鬼夜子は綱を持って言った。


『アガガガ…げぼげぼ…ごくごく』

波にのまれながらトンケは岩場にたどり着こうと必死に泳いだ。


やっと岩場にたどり着いたトンケは、ワカメを巻き付かせた体を横たわらせた。


『お前、ワカメしか取ってねぇじゃねぇかよ。』


鬼夜子は苛立った表情でトンケに巻き付いたワカメをむしり取り、タコとエイの入ったアミに入れた。


『おい、帰るぞ』


トンケは立ち上がったがすぐにフラフラと倒れた。




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