花粉症シーズンがやってきましたね。毎年悩まされるアレルギー症状にお困りの方、メディカルアロマの活用をご検討されたことはありますか?今回はアレルギー対策とメディカルアロマの活用方法をご紹介します。

 

先日、ある方から突然メッセンジャーで質問がきました。彼女は、目のかゆみと鼻水などアレルギー症状に悩まされているらしく、アレルギー対策のアロマは売っていますか?と聞いてこられました。

 

残念ながら私は精油の販売や、アロマブレンドオイルの販売などはやってないので、そうお答えしたのですが、かなりアレルギー症状が大変そうなので、私なりのメディカルアロマ的なアドバイスをお伝えしました。対面ではなく文面でのアドバイスなので、彼女からの詳しい情報も少なかったのですが、できる範囲でお伝えしました。

 

彼女のように、花粉症シーズンになると外出がおっくうになり、春の気持ちの良い時期が全く楽しめないという方は多いのではないでしょうか?

 

でも安心してください!彼女のようなお悩みを抱える方にも、メディカルアロマは効果的な解決策を提供できます。以下では、一般的なアレルギー症状を軽減するためのメディカルアロマの活用法を、いくつかのセクションに分けてご紹介します。

 

・花粉症対策に効果的なエッセンシャルオイル(精油)

  1. ユーカリ・ラディアタ(Eucalyptus Radiata): 鼻づまりや鼻水を抑え、呼吸を楽にします。
  2. ラヴィンツァラ(Ravintsara): 抗ヒスタミン作用があり、アレルギー症状を軽減。
  3. ティーツリー(Tea Tree): 免疫システムを強化し、アレルギー症状を和らげます。
  4. ペパーミント(Peppermint): 頭痛や鼻づまりに効果的で、リフレッシュ効果もあります。
  5. ローズマリー・シネオール(Rosemary Cineole): 抗菌作用があり、呼吸器の状態を改善します。
  6. アカマツヨーロッパ(Scots Pine): 抗炎症作用があり、鼻の粘膜を保護する効果があります。

・アロマディフューザーの活用

アロマディフューザーを使って、エッセンシャルオイル(精油)の香りを空気中に拡散させることで、自宅や職場で症状を緩和することができます。ディフューザーに数滴エッセンシャルオイル(精油)を入れ、空気中に香りを拡散させましょう。(滴量はディフューザーの容量によりますが、まずは3〜5滴くらいから始めて下さい。)

 

・アロマブレンドオイルの活用

キャリアオイル(植物油)に上記のエッセンシャルオイル(精油)を混ぜてブレンドオイルを作り、鼻の中に綿棒で塗る方法です。

  1. キャリアオイル(ホホバオイルなど) 10ml

  2. 上記エッセンシャルオイル(精油)4種類を各5滴、合計20滴
  3. ボトルに入れて、よくかき混ぜます。
  4. 鼻をかんで清潔にしてから、ブレンドオイルを綿棒に少しつけて、鼻の中にクルクルとまんべんなく塗ります。

日中綿棒を使うのが難しければ、ブレンドオイルをロールオンボトルに入れて持ち歩き、鼻の穴の入り口辺りや、頬骨の辺りにちょこんと塗るだけでも構いません。

濃度が高いので、エッセンシャルオイル(精油)の滴数は調整して下さい。香りがキツすぎるようでしたら滴数を減らすようにして下さい。

 

・花粉症対策用アロマスプレーの作成

手作りのアロマスプレーを作成し、持ち歩くことで外出先でも症状を軽減できます。以下の手順で作成しましょう。

  1. 30mlのスプレーボトルに無水エタノールを入れます。
  2. 上記エッセンシャルオイル(精油)の3〜5種類を合計10滴程度になるように入れます。
  3. よく振って混ぜ、顔(特に目に入らないように)を避けて、周囲にスプレーしましょう。

・アロマバスやアロママッサージの活用

アロマバスやアロママッサージも、症状を和らげるのに役立ちます。バスタイムにエッセンシャルオイル(精油)をバスルームで香らせたり、マッサージオイルにエッセンシャルオイル(精油)を混ぜて使用しましょう。リラックス効果もあり、ストレス緩和にもつながります。

 

エッセンシャルオイル(精油)活用の注意点とコツ

  1. エッセンシャルオイル(精油)を使用する際は、肌に直接塗布せず、キャリアオイルと混ぜて使用しましょう。
  2. 妊娠中や授乳中の方、小さなお子様がいる場合は、医師や専門家に相談してから使用してください。
  3. エッセンシャルオイル(精油)の品質には充分注意し、高品質な信頼できるブランドやショップから購入しましょう。
  4. 効果が感じられない場合は、使用量を調整するか、他のエッセンシャルオイル(精油)を試してみてください。

【まとめ】

花粉症シーズンに悩まされる方にとって、メディカルアロマは効果的な解決策を提供できます。上記のエッセンシャルオイル(精油)は、それぞれ独自の効果を持っていますので、症状に合わせて選び、組み合わせて使用してみてください。アロマオイルの選び方やディフューザーの活用、アロマスプレーの作成、アロマバスやアロママッサージの方法など、さまざまな方法で症状を緩和することができます。注意点やコツを押さえつつ、自分に合ったエッセンシャルオイル(精油)を見つけて、快適な春を楽しみましょう。