マルセル・デュシャンの作品を日本美術と比べて展示するという企画展です。


第1部 デュシャン 人と作品
第2部 デュシャンの向こうに日本が見える。


デュシャンというと便器にサインして作品にした人としか知りませんでした。
それが第1部第2章に展示されていました。


~「芸術」でないような作品を作ることができようか。~
 

「泉」(レプリカ)
【解説文】デュシャンがR.Mutt(リチャード・マット)という偽名を使って男性用小便器にサインをし、芸術作品として展覧会に出品したが、展示を拒否され一般に公開されることはなかった。

 

 

このように日常品を芸術にした作品の最初が次のこれです。


「自転車の車輪」(レプリカ)

【解説文】1913年最初の「レディメイド」の構築物として自転車の車輪が選ばれた。デュシャンは、「車輪を回すのは落ち着くし、いい気晴らしになる。」と語っている。

 

 

これらと対比する日本の作品

第2部第1章 400年前のレディメイド 

竹一重切花入 銘 園城寺(伝 千利休)などが展示されていました。
【解説文】利休は陶工など職人が精巧に作った器や花器ではなく、傍らにあった竹を花入に用いて絶大な価値を持たせました。これは、究極の日常品(レディメイド)です。

 

作品を見て、なるほどとおもったり、少し違うのではとおもったり、いずれにしても私にはよくわかりませんでした。