江戸川を臨む高台にある旧徳川家松戸「戸定
邸」を見学しました。

 

「戸錠邸」は最後の水戸藩主であった徳川昭
武の屋敷として明治17年に建てられました。
昭武は15代将軍徳川慶喜の弟で、次期将軍
と目されていた方です。

 

現在は、かつての敷地の約半分が「松戸市戸
定が丘歴史公園」として整備され「戸定邸」
「戸定歴史館」「庭園」があります。

 

戸錠邸は、9棟・23の部屋を廊下で結んだ
杉造りの日本家屋で、国の重要文化財に指定
されています。

 

石段を上り藁葺きの門をくぐります。

 

 

玄関棟です。
表玄関(右)と使者の間(左)

 

 

屋敷内はガイドさんが案内をしてくれます。
旧大名家のお住まいにしては、簡素なつくり
で落ち着けるようにおもいました。


ガイドさんは最高級の木材が使われていると
強調されていました。

 

 

当時最先端のコンクリート造りの内藏
中に2階に上る階段があります。

 

 

客間

 

 

廊下の天井

 

 

部屋ごとに異なる欄間がに優しい図柄です。

 

蝙蝠(玄関脇の使者の間)
縁起がよいとされていました。

 

 

菊花(客間)

 

 

蝶(離れ座敷)
生母秋庭さんの居間

 

 

前庭と表座敷棟

 

国指定名勝の和洋折衷の庭ですが、現在築庭
時に復元工事中で立ち入れませんでした。

 

戸錠歴史館

 

徳川昭武の遺品を中心とする松戸徳川家伝来
品、徳川慶喜伝来品のほか、昭武13歳のとき
に将軍の名代として派遣された1867年パリ万
国博覧会関連資料などが展示されています。

 

■松戸市戸定歴史館・戸定邸
http://www.city.matsudo.chiba.jp/tojo/