民話と童話の読み聞かせ講座


宮沢賢治作「オツベルと象」の後半「第五日曜」を読みました。


強欲なオツベルに酷使され、死を覚悟した白象が仲間の象に助け出されるんですが、その際「五匹の象が一ぺんに、塀からどっと落ちてきた。オツベルはケースをにぎったまま、もうくしゃくしゃにつぶれて・・・」という結末はちょっと残酷


講師からは、童話の下敷きとして、地主と小作の関係、農奴の世界、帝政ロシアのひどい状況などがあり、働く者が幸せにならなければならないという考え方があるとのお話があった。子どもに読み聞かせるには難しい話ですよね


物語が終わったあと、『おや、[一字不明]、川へはいっちゃいけないったら。』という一行があるのですが、これが、誰が誰に言ったのか?何を意味しているのか?などいろんな考え方が出されました