鎌倉時代の日々の生活はどのようなものだったのでしょうか?ここでは、やや裕福な関東の御家人を例に考えてみます。
1. ニワトリ
御家人の屋敷では、養鶏が流行っていた様ですから屋敷内の鶏の鳴き声で起床したと考えられます。
なお、室町時代には卵は「生き物ではない」と見なす風潮が強まり、殺生戒のおとがめなしで卵を口にする事が出来るようになったようです。
2. 寝具
いわゆる敷布団はなく、御家人クラスでも畳に直に寝るのが一般的だったようです。当時は畳も貴重でしたから、家人や庶民はカヤにくるまっていた様です。掛け布団としては服をかけていた様です。
なお、寝るときは裸で寝ていたと考えられています。
3. 井戸
関東では雪溶け水が豊富で、水不足に悩まされることは少なかったと考えられます。御家人の屋敷は高台にあることが多く、井戸により水を確保していました。
4. トイレ
御家人の屋敷にはトイレがありません。鎌倉時代後期になり二毛作になると、汲み取り式便所が登場しますが、鎌倉や京都など人口密集地に限定されたと思われます。そこで、屋敷の裏地や空地など共同で場所を決めて用を足したと考えられます。