日本の製薬企業にとってESG(環境・社会・ガバナンス)が重要なのは、いくつかの理由がある。
レピュテーション:ESGを導入することにより、企業のレピュテーションが向上し、ステークホルダーとの信頼関係が構築できる。
リスク管理:ESGに取り組むことで、事業や財務業績に対する潜在的なリスクを特定し、管理することができる。
法規制の遵守:ESGの規制やガイドラインを遵守することで、企業が罰則や罰金を回避することができる。
投資家を惹きつける:投資家は、強いESGの実践と実績を持つ企業をますます求めるようになってきている。
社会的責任:環境・社会問題に取り組むことで、企業は責任ある企業市民であることを示すことができる。
イノベーション:持続可能な実践を採用することで、イノベーションと業務効率化を実現し、企業のコスト削減につなげることができる。
長期的な価値:ESGへの配慮を事業戦略に取り入れることで、企業は株主のために長期的な価値を創造するこ
とができる。
また、日本は環境問題や高齢化に直面しており、社会のニーズに対応するための手段でもある。
日本政府もESGの目標を設定し、企業に対してその達成を促している。
前回の記事をまとめると、将来的に医薬品会社のデジタルマーケティングにおいて成功するために、以下のようなことが求められる。
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モバイルファーストアプローチ: 日本では消費者がオンラインショッピングやコミュニケーションに使用するモバイルデバイスが多いため、モバイルファーストアプローチを取ることが重要です。これは完全にモバイルネイティブの環境を提供することであり、PC用のホームページや動画閲覧をモバイルでも見られるようにするものではなく、最初からモバイルに最適化されていることを意味する。iPadとも異なり、完全に携帯の画面に最適化する。全ては縦スクロールになる。
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モバイルメッセージングアプリの利用: Lineなどのモバイルメッセージングアプリにより、顧客にアプローチし、情報やサポートを提供する。
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動画コンテンツの利用: 動画コンテンツはどんどんメジャーになり、YouTubeなどの動画プラットフォームを使用して顧客に製品に関する教育や情報を提供する。
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検索エンジン最適化: 顧客はウェブサイトや検索エンジンを好むため、検索エンジンに最適化されたウェブサイトを作成する。
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競争に対応する: 競争が激しいため、効果的で魅力的なメールキャンペーンを作成する。
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オンラインコンテンツを活用する: 医療関係者や患者にとって有益な情報を提供し、患者のニーズに対応することができるオンラインコンテンツを開発する。
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人気のあるソーシャルメディアプラットフォームの利用: Twitter、Instagram、Facebookなどのソーシャルメディアプラットフォームを活用する。
日本における製薬企業のデジタルマーケティングの特徴は、患者や医師が、つまり消費者がオンラインショッピングやコミュニケーションに広く利用しているモバイルデバイスやソーシャルメディアの活用にある。逆にいうとM3やMedpeerなどの閉じたメディアではない。
コミュニケーションやEコマースのプラットフォームとして人気のあるLINEなどのモバイルメッセージングアプリの影響を大きく受けている。製薬会社は、これらのアプリを利用して、顧客にリーチし、情報やサポートを提供するべきである。
また、日本では動画コンテンツの人気が高く、製薬会社はYouTubeなどの動画プラットフォームを利用して、自社製品について顧客に教育や情報を提供するした方がいいのではないか。多くの人はYoutubeで調べたりしている。
検索エンジン最適化(SEO)も重要だ。日本の消費者、つまり患者や医師も、は国内のウェブサイトや検索エンジンを好む傾向がある。そのため、自社のウェブサイトなど検索エンジンに最適化する必要がある。
また、メールマーケティングも日本では広く利用されており、製薬会社が医療従事者とコミュニケーションをとるための効果的な方法となりえる。しかし、すでにメーカー間の競争が激しいため、効果的で魅力的なEメールキャンペーンを作成し、際立たせる必要がある。
モバイルメッセージングアプリ、ビデオコンテンツ、ソーシャルメディアプラットフォーム、SEO、Eメールマーケティングを組み合わせて医療従事者にアプローチし、成功するための戦略を取る必要がある。
日本の顧客はパーソナライゼーションを好むため、データ分析やAI人を利用して顧客の行動や嗜好を把握し、より効果的なマーケティングキャンペーンを展開する必要がある。
さらに、製薬会社は今後も仮想現実ARや拡張現実XRを活用して、顧客が没入できるインタラクティブな体験を作り出し、製品に関する教育を行い、ブランド認知度を高める必要がある。
但し、日本では規制や倫理的ガイドラインが欧米より厳しい傾向があり、これらのガイドラインを意識し、マーケティング活動を遵守する必要があり、工夫と試行錯誤が繰り返されている。
まとめると、日本における製薬会社のデジタルマーケティングの特徴は、モバイルデバイスやソーシャルメディアの活用、動画コンテンツ、パーソナライゼーション、法規制への対応、国内の検索エンジンへの最適化などが重要となる。さらに、企業は日本での顧客獲得に向けて、モバイルメッセージングアプリ、ビデオプラットフォーム、ソーシャルメディア、Eメールマーケティング、SEOを組み合わせて活用していく必要がある。
下記の本を読んでみた
コロナと創薬 なぜ日本の製薬企業は出遅れたのか
前半は特に面白い。
最近のワクチンを含む革新的な新薬では研究して化合物を見つけることが大事なのは昔から買わない。
のだが、必要はなのは特許戦略、各国の機関との承認プロセス、製造を含むSCMの構築などあまりに多義に渡る。
これを日本のメーカーがやるのが無理なので、そこの重要性を再度考え直さないと日本からは決して革新的な新薬は生まれないだろう。
大手は分かっているので、アカネマブのエーザイのような動きとかがあるのだが。
変に日本初のワクチンとか考えない方がよい。
エコシステムがグルーバルで進みすぎて、どこの国の初か?とか意味がない議論になってきている。
国家の安全保障上の問題では別の観点で検討が必要だが。
RIS-FAXのタイトル
過度なMR自己規制、緩和求める声
「製品比較はNG」で強まる医師の不満、“説明ベタ”も増加か
MRだけではなくデジタルの使い方、添付文書などの患者さんへ見えないなど変な情報統制をしすぎてみんな不幸になっている気がする。おかしな情報ではなく、専門性が高い内容と言うだけなので、今後ぜひこのような自主規制は取って欲しい。
医師もターゲティング広告とかドンドンネット上に来てしまうかもしれないが、それはコンサルなどでも転職情報が出まくるのと一緒なので、そ子は我慢して欲しい。そうすればGoogleで検索すれば一発で必要な情報が手に入る時代が来るのだから。
変に製薬メーカーのHPに登録する必要もなく、HPにアクセスするときに「あなたは医療従事者ですか?」というボタンも押さなくて済む。
下記の本を年末に読んだ。素晴らしいコロナへの取り組みで感動したし、製薬メーカーとしての誇りを感じる。ちなみに翻訳のせいかすごく読みやすい。
Moonshot(ムーンショット)~ファイザー不可能を可能にする9か月間の闘いの内幕~
そこで少し気になったのが、サイエンスを元に全ての意思決定をした、みたいなことが書いてあった。製薬メーカーとしてはそれで判断するしかない。つまり治験の結果などでパラセボとの比較だ。が、どうしても何かが引っかかる。
一般の個人からすると臨床試験のような統計で物事をみることに違和感があるのかもしれない。たとえワクチンを接種した方が重症化確率が低いとしても、自分個人では確率で議論できず、ゼロイチになってしまうから。
例えば、
「ワクチンを打って死んでしまう後悔」>>>「ワクチンを打たなくて死んでしまう後悔」
というメンタル不等式が成り立ってしまう気がするし、実際にそうなので、ワクチンを打たない人が続出するのだろう。
タバコを吸っても肺がんにならない人もいるし、吸わなくてもならない人もいる。でもサイエンスでは吸わない方がよい。
このような小さい確率の積み重ねが健康を維持する、ということかもしれない。そこにエビデンスがないのかもしれないが。
米モデルナ、オリシロ社買収 約110億円で:日本経済新聞https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN033AK0T00C23A1000000/
個人的なポイントは旭化成メディカルが事前に投資していたことだと思う。
このポジションを日本の製薬メーカーは取りたい。
今回旭化成メディカルがどのような契約をしたのかは知らないが、日本の販売ライセンスは残すことができるかもしれないし。広く
言えば、オブジーボとBMSの関係に似ているともいえる。
いずれにしろ、日本のメーカーだけで世界展開は各国のFDAなどの機関とのやり取り、特許戦略含めて政治にも配慮しながら実施するのは難しい。スキームはこうならざるを得ない。
ゆっくり進んでいるのだが、コマーシャルのグローバル化は今後進むのだろうか?
ローカルでよければCRMなどグローバルでVeevaなどにする必要もないのだが。
既に新製品の上市でかなりの戦略がグローバルから落ちてくる。下手したら医師のセグメンテーションの仕方もグローバルで決められている。
日本でやっているので、コミュニケーションプラン(代理店を入れた資材、イベント)、プロモーション戦略くらいか。
コミュニケーションも今後グローバルの動画を含む資材の翻訳で十分かもしれない、プロモーションもデジタルコンテンツや配信タイミングなども同じでいいので本社一括でいいのかもしれない。
その理解の微調整が各国のコマーシャルの仕事になる。
一部効果が落ちるかもしれないが、それくらいで十分なのかもしれない。きっとVeevaで統一したシステムで現地のターゲティングなども一括でなされる日が来るかもしれない。実際に手を動かしているのはAIかインドかその両方なのだろうけど。
下記の動画をみていた。
研究開発以外は世の中に出ているパッケージで対応してついていくと。
差別化が必要な研究開発のところは自社で開発すると。
おっしゃる通りで研究開発、もっと言うと創薬のところ以外は完全にオペレーション。
従来の製薬メーカーのビジネスだと差別化要因としては効率のみ。
その通りだと思うのだが、そこにものすごくお金をかけている、特に営業本部、が不思議でならない。
