~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~ -111ページ目

~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

『乙武氏はなぜ挑戦し続けられるのか?』
 
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
 
先日、乙武さんの講演を聞く機会をいただきました。
乙武さんと言えば『五体不満足』の著者。
私が学生時代の時にベストセラーになった本です。
 
講演の中では最も印象に残ったことは、
乙武さんの「感謝」と「ポジティブ思考」の捉え方です。
 
 
要約すると
「私が挑戦できるのは、私を生んでくれた親への
 感謝の気持ちからです。
 親からは愛情を一杯いただきました。
 私がどう生きるかが親への感謝ということ。
 そして手足がないことを特徴と捉えること。
 なぜこういう特徴を持って自分は生まれたのか、
 その意味を考える。
 私が世の中へ伝えていくべきことは何かを考えました」
といった内容です。
 
 
皆さんの会社には、
経営理念、クレド、行動指針などがあるかと思います。
 
その中に「感謝」「ポジテイブ(前向き)思考」
という言葉はないでしょうか?
 
よく使われる言葉だからこそ、
その意味を深く理解することが必要だと思います。
 
乙武さんのお話を聞いて、
改めて2つの気づきをいただきました。
 
1つ目は、
「感謝とは、恩返しではなく恩送り」
 
もちろんしてくださった相手に感謝をすることは
当然のことです。
親は子供の面倒を見たり、「生きること」を教える。
経営者は社員の面倒を見たり、「働くこと」を教える。
 
親も経営者も真意で言えば、
自分に感謝してほしいわけではありません。
むしろそれを社会・他者へ還元してほしいと考えています。
 
ですから感謝とは恩送り。
恩送りすることが結果、相手への恩返しになります。
 
 
2つ目は
「ニュートラルに捉える」
 
起きた事柄に影響を受けて、
必要以上にネガティブに捉えると行動が止まります。
 
逆に起きた事柄を
無理やりポジティブに捉えようとしても、
長続きしません。
自分に嘘をついているわけですから。
 
乙武さんのように、
起きた事柄から自分は何を学べばいいのか、
何を言わんとしているのか、
ニュートラルに捉えること。
 
それが最も賢明な捉え方ではないでしょうか。
 
 
「感謝」や「ポジティブ思考」。
理念としてだけではなく、
日常会話の中でも頻繁に使うでしょう。
その意味を深堀してみることをお勧めします。
 
そして挑戦するには、「感謝」がベースにあり、
ニュートラルに問題を捉えることが必要だと
考えたいですね。
 
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『理念浸透が業績に繋がらない3つの理由 その3』
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おはようございます。
理念浸透コンサルタントの松本です。
 
 
前回、理念浸透が業績に繋がらない理由の2つ目を
お届けしました。
 
凡事徹底(基本的価値)×理念浸透(特別価値)の
両方があって、業績に反映されるというお話でした。
 
今回は3つ目をお届けします。
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・浸透へのパワーは作成段階の100倍
・適切な浸透方法を知らない
・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
理念(クレド)は作成することは、そんなに難しいことでは
ありません。
会社のDNAや経営者・経営幹部の価値観の
深堀りしていけば、作成することは可能です。
 
当然ながら作成段階より、
浸透段階の方がはるかに労力がかかります。
ざっと100倍くらいでしょうか。
正直終わりが見えないこともあるでしょう。
 
「浸透段階の方が大変なことくらい知っている」
と思っている方もいるでしょう。
 
では大変と理解されているのなら、
それに見合う行動はできているでしょうか?
 
経営者・経営幹部の口からでさえ、
日常の会話の中に理念が出てこない。
 
言葉として聞こえてこないのであれば、
当然浸透はしません。
業績があくまでセンターにあり、
忘れた頃に理念を慌てて伝える。
 
たまに思い出す程度でしたら、
「浸透に力を入れている」というのは、明らかに矛盾です。
 
作成の段階で浸透に100倍の労力をかけると、
覚悟がないといけません。
 
 
そしてもう一つは浸透方法が間違っています。
 
理念の言葉をどのように分かりやすく社員へ解説するか、
という点ばかり力点が置かれています。
 
「浸透させる=どう伝えるか」という短絡的発想ですね。
 
浸透させるための伝え方ノウハウは勿論あります。
 
しかし人はどのように影響を受けるか、
脳科学・感情心理学の面から
多面的に捉えないと、ある次元で行き詰まります。
 
なぜなら「伝え方」が根本的な原因ではないことが
多いからです。
 
理念をどのように伝えるかに苦しんでいるのであれば、
そもそもその発想がずれているかもしれません。
 
理念を「伝える」ではなく、
「伝わる」仕掛けを整備していく必要があるからです。
 
 
詳しくはリアルセミナーでお話します。
 
今の浸透方法に限界を感じているのであれば、
抜本的に方法を見直してみてはいかがでしょうか。
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人と理念で経営を伸ばす~採用力・育成力・定着率を2倍にする方法~
『理念浸透が業績に繋がらない3つの理由 その2』
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こんにちわ。
理念浸透コンサルタントの松本です。
 
前回、理念浸透が業績に繋がらない理由の1つ目をお届けしました。
理念そのものが間違っている、というケースでした。
 
今回は2つ目をお届けします。
 
・・・・・・・・・・・・
凡事徹底×理念浸透
・・・・・・・・・・・・
 
理念浸透の土台となる凡事徹底ができていないと
数値には繋がりません。
 
凡事徹底とは、当たり前のことを当たり前にできる風土を
作り上げること。
 
厳密にいえば凡事徹底も理念浸透の一貫なんですが、
分かりやすく分けて考えます。
 
凡事徹底によって「基本的価値」を作り出す。
理念浸透によって「特別価値」を作り出す。
 
基本的価値とは、サービス業として
最低限お客様へ提供しなければならない価値のこと。
 
飲食店であれば、「料理がおいしい」「待たされない」
「言葉遣いが丁寧」「接客が明るい」「店内がきれい」など。
 
基本的価値を提供することにより、
お客様へ「安心」を提供することができます。
 
一方特別価値とは、サービス業として
あなただけのために提供する価値のこと。
 
飲食店であれば、
「メニューにない料理を出すこと」
「お名前を覚えること」
「記念日に特別なお祝いをすること」など。
 
このように大きく分ければ、基本的価値と特別価値に
分けられます。
この2つを提供できている時、持続的にお客様から支持を
得ることができます。
 
東京ディズニーリゾートが良い例ですね。
基本的価値も特別価値も提供できている模範となる
企業の1つでしょう。
 
私がとある飲食店に入った時のことです。
訪れた月が誕生日月ということもあり、
最後に小さなデザートをサプライズで出していただけました。
 
この行為は嬉しかったのですが、内心
「もう少し料理を待たせないで出してほしいな」
「こちらが何度も呼ばなくてもドリンクのお代わりに
気づいてほしいな」
「トイレを綺麗にしてほしいな」
といったことを思っていました。
 
これは「特別価値」を試みていますが、
「基本的価値」が満たされない状態です。
 
お客様が心的にこのような状態だったならば、
再来店に繋がることは難しいですよね。
 
多くの場合、理念浸透をすると顧客に「感動」を与える行動が
生まれます。
でもそれは凡事徹底により、「安心」が提供できていることで
初めて価値があるのです。
 
基本的価値と特別価値。
自社の実践度を振り返ってみてください。
 
次回は3つめの理由について触れます。
 
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『理念浸透が業績に繋がらない3つの理由 その1』
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こんにちわ。
理念浸透コンサルタントの松本です。
 
私が「理念(クレド)浸透を専門にしています」という
自己紹介をすると、ある経営者からこう質問されました。
 
「理念(クレド)を浸透させると会社は儲かりますか?」
 
こういった経営者は一人ではありません。
ということは同様の疑問を他の経営者も
持っているのではないでしょうか。
 
 
要するに理念を浸透させていくと「業績は伸びるのか?」
「経営数値は改善されるのか?」
という問いだと理解しています。
 
 
私はその問いについては、はっきりと「YES!」と答えられます。
 
理念浸透は経営数値に間違いなく結びつくと
確信しているからです。
 
 
多くの企業が理念浸透をしようとしても、
残念ながら数値という結果に結びついていません。
 
なぜでしょうか?
それには3つの理由があります。
 
 
一つ目の理由。
それは理念(クレド)そのものが間違っているからです。
 
こういう言い方をすると、
「そもそも理念に間違いとか間違っていないとかがあるんですか?」
と聞かれます。
 
 
私がここで言っている理念そのものが間違っているという意味は、
経営者が理念(クレド)の文言1つ1つに
パッションがないということです。
 
それらしい理念はある。
でもそこに自身のパッションがないんです。
 
パッションがあるかどうかは、15分くらい経営理念について
お話を聞くとだいたい分かってしまいます。
 
話し方が上手とか下手とかではなく、
「温度」が伝わってこないんです。
経営者が理念を伝えながら、感情的に熱くなるとか、
内面でなんらかの変化がないからだと思います。
 
 
なんとなく先代の言葉を理念として引き継いでいる。
なんとなく名経営者や偉人達の言葉を組み合わせて
理念を策定している。
 
 
現在掲げている理念への思い入れが薄いんですね。
それが言葉と一緒に伝わってくる「温度」として
相手にはバレてしまうんです。
 
誤解がないように言いますが、
先代の理念を否定しているわけではありません。
先代の理念を信じ切っているかです。
信じ切っていれば、温度として伝わってきますから。
 
私は、綺麗な理念、カッコイイ理念、正しい理念より
経営者から「温度」を感じる理念の方が魅力的ですし、
数値や組織を変える力があると思っています。
 
温度が伝わってこないなら、今の理念は壊すべきなんです。
 
なんとなく引き継ぎ、なんとなくいい所どり作成した理念は
間違っていると言えるのではないでしょうか。
(※もちろん日本語として間違ってはいません)
 
 
浸透させる以前の問題ですから、
当然浸透は期待できませんね。
 
 
あなたの会社の理念は間違っていませんか?
社長は理念の1つ1つにパッションがありますか?
 
 
次回は2つめの理由について触れます。