『関係のない人が発信する憶測』 | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

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100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


ニュース等で、事件・事故が起きると
憶測で話をしたがる方がいますね。


・高齢者が運転して車がお店に
 突っ込んでしまった。

→運転手は加齢の影響で
 認知機能が十分ではなかったではないか?


・Aさんはしばらく学校に来ていない
→学校でいじめられて、
 不登校になったのではないか?


・Bさんはシングルマザーで
 仕事から帰るのが遅い
→子供は寂しい思いをしているのではないか?


・Cさんは以前と比べてテレビに出る機会が減った
→収入が減りご家族も困っているのではないか?


少ない情報の中で、事実はよく分からない。
その時に自分なりの物差し・憶測で
情報を発信しています。


一人から始まった憶測は、
まるで事実の様になり広まってしまうことも。

当事者からすれば余計なお世話ですね。
何を適当なことを言っているのかと。

アホらしくて弁明もしないでしょう。
深く傷つきながらも。



会社でも憶測が大好きなスタッフもいます。

・Aさんが退職をした
→会社のやり方に不満を持っているのでは?

・Bさんが昇格できない
→Bさんが上司に好かれていないからでは?

・Cさんは上司から注意されない
→Cさんは上司からのお気に入りの存在なのでは?

・DさんはEさんと一緒にランチをしている。
→DさんとEさんは付き合っているのでは?


憶測に関する情報は、
どちらかと言うとネガティブな側面が多い。



組織内でも憶測が広まり、
噂となって、いつの間にか
既成事実になってしまうこともあります。

当事者からすれば本当にいい迷惑です。


遊び半分、面白がって無自覚に
自分の憶測を披露しているだけかもしれません。

しかし知らない所で、
自身の信頼を落としている可能性があることを
知っておくべきでしょう。