『研修は挙手か?強制か?』 | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

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100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


会社で企画される研修は、
大きく対象別研修と希望者参加型に分けられます。


対象別研修は、階層で区切ったり、
役割・職種・部署で区切ったり。


特別な事情がない限りは、
全員業務の一環として
義務として参加して頂きます。

ただし一部やらされ感が
伴うことがデメリットです。


一方で希望者参加型は、
課題解決したい研修テーマを並べて
自身で手を挙げて参加するスタイル。

意欲的な参加者が集まる可能性が高い。
気づきのクオリティも高まりやすい。

デメリットは受講してもらいたい対象者が
参加しないことが多いということです。


アンガーマネジメントやハラスメント研修。

これらのテーマの場合、
人事の方に情報が入っていれば、

「あの人に受講してもらいたい」

という対象者リストがあったりします。


希望者参加型研修なのに、
上司や人事から強制力を発動して

「○○研修を受けてください」

と本人に伝えると、
欠点を指摘されたように不貞腐れてしまうこともある。


しかし受講して行動改善してもらいたい人ほど、
このテーマの研修を避ける傾向がある。
ですからずっと改善されないまま。



「あなたは必要ない」という人がむしろ
受講する傾向があります。



研修を受講して行動改善されるかは分かりませんが、
届けたい人に届かないのはもどかしいですね。


だから対象別研修でやらざるを得ない。
最も気づいてほしい人に気づいてもらうために。