『惜敗をどのように捉えるか?』 | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

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100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


オリンピックが終わってしまい、
どこか寂しい気がします。

アスリートの人生をかけた美しき闘いは、
多くの感動を呼びました。

作られた世界は「シナリオ」がある。
脚本通りに物事は進んでいくが、
スポーツは何が起こるか分からない。

ぶっつけ本番の一発勝負。
だからテレビ画面にこそ釘付けでした。


個人的には陸上の大迫選手の魂の走り。
それと男子サッカーの活躍が印象に残りました。

準決勝でスペインに延長戦の末、
残り5分で点を取られて負けてしまいました。

PKまでいけば勝負は分からなかった。


「惜敗」「あと一歩届かなかった」


翌日の新聞やテレビでこのように書かれていました。

点数だけ見れば「惜敗」。僅差でした。

でも多くの選手は感じてる通り、
「僅差」こそ「実力差」です。

あと一歩を埋めることがどれだけ難しく、
どれだけ遠い道のりなのか。

一部の選手は痛切に世界との差を
感じているようでした。


ビジネスにおいても同じような場面を見受けます。


目標達成95%を「惜しかった」と思う人。

このタイプの人は、今回はたまたま、
運がなかったと思うかもしれません。


一方で残り5%が「実力不足」と痛切に感じる人。

このタイプの人は、今回と同じようなアクションであれば、
95%はおろか、90%にも届かないことを知っています。


男子サッカーと同様に
5%を「惜敗」と捉えるか、「実力差」と捉えるか。


ビジネスでもスポーツでも
トップクラスになってくると、
僅差の勝負になってきます。

「僅差」を作る努力を惜しまない。


その姿勢を謙虚に見習いたいと思います。