『短時間で人材を見抜く方法はあるのか?』 | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

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100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


仕事上、多くの人に出会う機会が多いので、

「優秀な人材を見抜くポイントはありますか?」

と聞かれます。

正直「ありません」としかお答えできません。


確率をあげるために、
複数の目で多くの面接時間を割く、
という方法はあるかと思います。


仮に入口で応募者の適性を見たつもりでも、
職場に入ってみたり、実務を任せてみると、
面接時の印象とのギャップが出てきます。


あれ?思ったよりできる人だな、とか
あれ?思ったよりも協調性がない人だな、とか。


一緒に働いていく中で、
面接では見えなかった素が見えてきます。


さらに言えば、私は

「苦しい状況に置かれると人間の素が見える」

思っています。


追い込まれたときほど、
包み隠せずに「人間性」が出てしまう。


業績下降すれば、
経営陣の素の「人間性」が見えてくる。


地震や水害にあった際に、
現場の人間の「利他性」が見えてくる。


10年前の東日本大震災の時も、
我先にと、関東から西に逃げる
国の中枢を司るリーダーもいましたね。


コロナ感染者が増えていくと、
現場で働く人の「使命感」が見えてくる。


有事でなければ、人の素は見えにくい。

コロナ下においては、経営者から従業員まで、
一人一人の「素性」を隠せなくなっています。