『伊那食品工業から学ぶ年輪経営 NO.2』 | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

 

十方よしTV8月号には、
伊那食品工業の塚越英弘社長にご登場頂きました。


伊那食品工業様では、一部の人材の抜擢はあるものの、
基本的に人事制度は年功序列を取り入れている。

毎年定額の昇給をしていきます。


近年、年功序列は珍しいですね。

年齢や勤続年数ではなく、
仕事のパフォーマンスで
評価をしていくことが一般的です。


私は素朴な質問をしました。

「胡座をかいてしまう人が出ないか?」

「若い人の足を引っ張ってしまう年配社員が出てこないか?」

「安心してパフォーマンスが下がる社員はいないのか?」



塚越社長は、

「一時、サボることはあるかもしれません。
 でもサボり続けることは難しい」

  
と答えられました。


社員の本性への信頼、
そして人間の本性を洞察されていますね。


人間である以上、
一時は気が抜けることがあるかもしれません。

でもそれは長くは続かないというのです。


会社が一つの家族と捉えている。

だから父親が子供を支える。父親が稼ぎ頭になる。
長男が弟たちの面倒を見る。
それが自然であるという考え方なのだと思います。


会社に利益が残る限り、
リーマンショック後でもコロナ下でも
昇給は例年通り実施する。


揺るがない信念。
何十年かけて作り上げてきた組織風土。

奇跡の会社です。