『精神論が最後の違いを作り出す』 | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

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100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


ラグビーワールドカップが終わってしまい、
心に隙間風が吹いています。

しばらく熱くなれるテレビ放送がなさそうです。


さて今回のラグビー日本代表の試合は、
毎試合が気が抜けない展開となりました。


キャプテンや勝利インタビューに応じた選手は、

「ONE TEAMが勝利の要因」
「気持ちで負けていなかった」
「ボコボコにしてやる気持ちだった」
「我慢比べだ。心が先に折れたほうが負けた」
「自分たちを信じてプレーができた」
「誇りを持ってプレーした」


などを話されていました。

このセリフだけ見るとすべて「精神論」なんです。


ビジネスの世界では、
精神論は古臭いとバカにされがちです。

でも本当にそうなんでしょうか?


ラグビーの世界を見ても、優秀なヘッドコーチを招聘し、
相手チームのデータを取り、自分たちを分析する。

科学に基づいて様々な点から検証し、
勝つための試合プランを作る。

でもそのとおりの展開になることは少ない。

最後の最後は、チームとしての精神論が違いを
生んでいるように見えます。



ビジネスも同様の事が言えるような気がしてなりません。

ある一定の所までは、
理論や科学、メソッドでたどり着くことができる。

でもそこまでで、あと一歩が届かない。
その一歩足りないのが「精神論」だったりする。



「精神論がすべて」という考え方は、
古いと言われても仕方がないと思います。

でも最後の最後は精神論が違いを生むというのは、
今もこの先も変わらないかもしれません。


精神論をバカにはできません。