『究極のダイバーシテイ経営 PART1』 | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


皆さんは「30大雇用」という言葉をご存知でしょうか。

例をあげれば、ニート・フリーター、引きこもり、シニア、
ボーダーライン、DV被害者、養護施設等の出身者、
麻薬・アルコール等の中毒経験者、難病、児童虐待の被害者などです。


上記のような様々な理由で就労が困難な方へ
安心して就労できる場を提供する取り組みのことです。

この「30大雇用」に挑戦している企業があります。


群馬県で中古タイヤ販売店を営むアップライジングです。
(詳しく知りたい方は、十方よしTV6月号
 → https://jippo.jp/tv/


現場で働いている方はイキイキされています。
様々なバックボーンを持っていることに気づきませんでした。


彼・彼女らの採用面接では何を聞くか。

「この会社で自分の人生を変えたいか?」

自分を変えたいか否か。
その本気度を見て採用を決められるそうです。


でも人間の心は弱い。
面接の時に「自分は変わる」と決心した方も、
会社の規則違反をして辞めてしまう方も多数いるようです。

信じた社員から裏切られるというのは
ショックかと思います。

それでも社長・専務から社員を裏切ることは
絶対にしない。


裏切られたことは一度二度ではありません。
斎藤社長は採用方針を曲げません。
それが中小企業にできる社会貢献だと考えているからです。

気づいたら「訳あり社員」ばかりになっていたようです。

お店が持っている「商品力」に加えて、
彼らがもっている「人間力」が加わり、
顧客や地域の支持を集めるようになりました。


会社の目的は何なのか?
何のために会社経営するのか?


改めて考えさせられる機会になりました。