『社長の好き嫌い はダメですか?』 | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

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100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


ある会社の社員Aさんと食事をしていた時のこと。


Aさん:
「うちの社長は、社員の好き嫌いがあるんです」

松本:
「私もありますよ。ダメですか?」

Aさん:
「社長はダメですよ。みんなと上手くやっていかないと…」

松本:
「どんな社長だって、苦手な社員は一定数いると思いますよ。
 バレないようにしているかだけの違いでは?」

Aさん:
「そうなんですか。社長は人格者でないと…」


こんなやりとりがありました。


2:6:2の法則は、人間関係でも存在すると言われます。

2割:自分に好感を持ってくれる人
6割:状況や行動次第で自分に好感を持ってくれる人
2割:自分に好感を持ってくれず否定する人


ある程度の人数が集まれば、
一定数の人からは好かれないと思うと気が楽ですね。

つまり社長が何をしても
「社長は好き嫌いがある」「人によって態度が違う」と
いう人は一定数出てしまうのです。



特に30名以下の小さな企業。
小さな企業で大きな企業と競わないといけない。

「社長は好き嫌いがある」という人は、
この社長と一緒に働かなければいい。

小さい=少数精鋭部隊になる必要があります。

だから社長が好きなメンバーというよりも、
現実的に社長が嫌いではないメンバーで
チーム編成したほうが生産性も成果も高いでしょう。



もちろん大きな会社になっていけば
事情は異なってくると思います。


ただ小さな企業で厳しい市場で生き残っていくには、
社長のリーダーシップが一番の鍵です。

リーダーシップという炎に水をかけるような人は、
むしろ居ないほうがいいのではないでしょうか。