『なぜ頑張っているのに、私は評価されないのか!?』 | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

突然ですが質問です。
皆さんにとって、良い上司とはどんな人ですか?
3つくらい具体的な行動を挙げてみてください。



(シンキングタイム)



現場の社員にも同じ質問をしてみましょう。
「あなたにとって良い上司とはどんな人ですか?」
どんな回答が返ってくるでしょうか?

それは…。



「現場をフォローしてくれる人」



これが意外に多いんですね。
人不足の問題が解消されていない会社が多いのでしょう。

つまり現場を助けてあげる上司が
いい上司になってしまいがちなんです。


では今度は経営者にも同じ質問をしてみましょう。
「良い上司とはどんな人だと思いますか?」
どんな回答が返ってくるでしょうか?


それは…。



「将来を見据えて“今”を変え続けられる人」



といった回答が返ってきます。

現状満足せずに改善・改革を止めない上司です。

つまり現場のフォローも大事だけれど、
少し将来を見据えた上で改善・改革に努めてほしい。

中長期的に安定した成果を出し続ける状態を
作ってほしいという意図だと思います。


現場と経営者が求める上司像を乱暴にまとめてみましたが、
もう既にお気づきになった方もいるのではないでしょうか。


上司に期待する、上司に求める行動が
レイヤーによって異なります。


ですから現場のフォローを一生懸命やっている上司は、
部下からの信頼を積み上げるが、
経営者からの信頼は積み上げられない。


逆に将来を見据えた現状の改善・改革ばかりに目が行き、
現場のフォローは他人事。
自分の仕事ではないと割り切ってしまえば、
それはそれで現場からの信頼は積み上がりません。


部下を持つ上司の皆さん。


「自分は頑張っているのに、
 何で評価されていないんだろう?」と
思ったことがある方。


ここにヒントがないか、探してみてください。