『オイシックスから学ぶ理念浸透 その1』 | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

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100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

 
『オイシックスから学ぶ理念浸透 その1』
 
食品流通に大きな変革を起こし、
成長し続けているオイシックス。
 
私はリピーターの一人ですが、
皆さんは利用されたことはありますか?
 
オイシックスのように急成長を遂げる中、
経営理念を風化させないことは至上命題であり、
非常に難しいことですね。
 
どのように理念を浸透させているのでしょうか?
インタビューはこちら。
⇒http://cst-zero.com/interview/
 
 
面白い!と感じたことは、
創業者の「原体験」を社員は必ず毎年体験するということ。
 
厳選された農家から仕入れを行っていますが、
その農家と同じような体験をしてみる。
その過程で生産者の苦労やこだわりを五感で理解する。
 
配送されてきた食材だけを見ていても、
そこには何もストーリーが見えてきません。
生産者の顔も見えないし、生産者の思いも見えづらい。
 
生産者の現場で、五感で感じたことは、
お客様にリアルなストーリーとして伝えられます。
 
恐らく自信と誇りを持って、
お客様へ提供されているのではないでしょうか。
 
 
理念を浸透させるために、
多くの企業は「言葉」で伝えますね。
どのような「言葉」で解説すれば理解するかと試行錯誤する。
 
でもオイシックスのように「言葉」ではなく、
「体験」で伝えるということもできます。
 
企業研修等でも「言葉」で理解するよりも、
「体験」から理解した方が、
抵抗感がなく、腹落ちして、記憶に残りやすい
という傾向があります。
 
 
あなたの会社の経営理念。
これを「体験」から学ぶことができないか。
 
この視点で見直してみましょう。