不況業界で勝つ『鳥貴族』 | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

『鳥貴族』という居酒屋さんがありますね。
皆さんも利用されたことはありますか?
最近は店舗数が増えて、様々な所で見かけるようになりました。

鳥貴族の行動指針は、とてもシンプルです。
<人として善>
人として正しい考え方・生き方をしよう

<社会人として範>
社会人として模範となる行動をしよう

<商人として義>
商人として道徳、倫理にかなった仕事をしよう

FC展開をしているが、TCC(鳥貴族カムレードチェーン)と呼ぶ。
カムレードは「同志」の意味。
加盟企業へも行動指針「善」「範」「義」を求める。

お通しは儲け商品だがやらない。
すぐに提供できるメニューを用意する。
値段は280円に均一。
割引券を持っていないと損をした気になるから。

「する」か「しない」かの基準はお客様の立場に立って、
「いいな」と思えるか。
同業がしているからという理由で判断することはない。

最後に
「経営者が口では調子のよいことをいいながら、
実際はお客様からどう儲けてやろうかという態度を取っていると、
必ず社員に見透かされる」と大倉社長は言っています。

経営者の動機が理念と一貫性があるかどうか。
そこが出発点なんですね。

※引用・参考『日経BP』