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冬だ


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昨日の4時過ぎ、仕事場から窓の外を見るとうっすらとオレンジ色に。

10月の初めくらいまでは散歩がてらカメラをもって時々行っていた淀川河川敷、寒くなってからは行っていなかったんですが、最近見たユニクロのTVCM、冬だ!が妙に頭に残り、冬だ!が撮れればと久しぶりに淀川河川敷までデジカメとローライフレックスを持っていってきました。


上の写真はペンタックスK10Dに古いM42の28mmF3.5で撮影。

それにしても寒い!

そういえば今年の春、高野山に行ったとき、ぜひ雪のあるときに高野山へ行こうと思ってたけど、寒いのやだなー。


BRONICA S2フイルムバック


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昨日のハッセルフイルムマガジンに続いて今日は国産ブロニカS2用のフイルムバックのフイルム送り機構について書いてみようと思います。


昨日のハッセルの場合は本体とフイルムホルダーの連動部はスプールを巻く一箇所でしたが、このS2フイルムバックのホルダーには写真に見るように2つギアがあります。

上側の大きなギアはスプールに連動しているギアです。



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フイルムホルダーの下側に付いている小さいギアはこの圧板中央両サイドについているタイヤ状のゴムローラーに連動していてフイルムの進みにつれてこのギアが回転します。


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ほぼ中央部にある白い2段ギアがボディーのギアと噛み合いその右側にあるギアを回しスプールを回転させてフイルムを送っています。ボディーから動力を伝達して実際にフイルムを動かしているのはこの写真に見えている2つのギアと写真には写っていませんがこの二つのギアを中継している1つのギア、計3個のギアのみです。

その他の真ちゅう製(黄金色)のギアはフイルムホルダー側から2枚目の写真に写っているゴムローラーからのフイルムの進んでいる距離をフイルムバック本体に伝達してフイルムの駒間隔を制御するためのギアです。




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一番右側にある大きなギア、ブロニカではこれを割り出し板このと呼んでいましたが、これがフイルムの駒間隔をきっちりと等間隔に送るための肝の部品です。

上の写真の中央上部にある一番小さな真鍮(黄金色)のギアがホルダーのゴムローラーのギアと噛み合いフイルムが進む分だけギアが回り、割り出し盤に伝えています、写真ではギアがつながっていませんが、実際はもうひとつギアがあり4つのギアで割り出し盤までつながっています。

フイルムの進みにつれて割り出し盤は半時計方向に回転していきます。



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これが一枚目にフイルムが巻き上げられてフイルム送りがロックされた状態です。

一つ前の写真と割り出し板とこの割り出し板外周部左側についているレバーの状態を比べてみてください。


割り出し板の一番外側にはギザギザ状の溝が同じ形で2枚上下にあり上にあるギザギザのみぞの板はバネで下のギザギザの板とはちょうど溝をふさぐように取り付けられています。



この割り出し板のギザギザ溝に入る三つ又のレバーが左上についています(割り出し板の溝に入る位置で言えば9時半の位置にあるレバー)で、このレバーの左側にまたレバーがありこのレバーの右側は割り出し板の溝に入るレバーと連動、左側はスプールを回すためのギアに爪が入るようになっています。


一つ前の写真を見るとスプールを回すギアについているレバーの爪はギアから離れていてスプールギアは回すことが出来ます。

この状態から巻上げていくと割り出し板が反時計方向進んでいき、割り出し板の上側のギザギザ溝の上側の板のこのギザギザの左側の壁にこの割り出し板に連動しているレバーの爪が当たりバネの力で下側の溝と位相がずれていたのが割り出し板が進むにつれて位相が合い、溝がぴったり合ったところでこのレバーが溝に落ち込みます。

この状態になったのが上の写真です。

スプールのギアについているレバーの爪がギアについていてロックされています。



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巻上げが完了して、シャッターを切ったところが上の写真です。

シャッターを切ると割り出し板の溝に入っている三つ又レバーの右上部分にボディーからレバーが飛び出してきて割り出し板の溝からレバーが飛び出します。

飛び出した瞬間、割り出し板の上下のギザギザ溝はバネの力でまた位相がずれて溝が隠れて上の写真状態になりスプールのギアをロックしていたレバーもフリーになり巻上げが出来る状態になります。


前回のハッセルのマガジンの場合、フイルムを等間隔で送るための波状の板は1枚目から徐々に波の間隔は短くなっていましたが、このブロニカの場合は実際にフイルムの送り量を測りながらやっていますので、割り出し板のギザギザ溝の間隔も最初から最後まで同じです。

ブロニカの場合はフイルム間隔が不ぞろいになる不具合はあまり発生しません。

ただ、たまに割り出し板のギザギザ板の動きが悪かったり、この割り出し板にかかるレバーの動きが悪くてフイルムが送られず、多重露光になってしまう不具合がまれに発生します。


うーんうまく説明できたか...





HASSELBLAD A12フイルムマガジン


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ハッセルのフイルムマガジン、以前にもブログに載せて重複しますが、なかなか新しいネタが無く、今回は視点を変えて書いてみようかと。


35mmフイルムだと上下にパーフォレーションと呼ばれる穴があり、この穴にスプロケットの爪でフイルムの最初から最後まで同じ間隔で正確にコマ送りをすることが出来ますが、中判のフイルムにはパーフォレーションは無く同じ手法でフイルム送り機構を作ることは出来ません。

ちなみに35mmフイルムはもともとシネマカメラ用のフイルムを流用したものでスチルカメラよりより正確なフイルム送りが要求されるためにパーフォレーションがあったんです。


上の写真はフイルムマガジン本体(左)とその中に入るフイルムを装填するフイルムホルダー(右)とを外した状態で写したものです。

このマガジン本体とホルダーとはホルダーの上部にあるギザギザの丸いツマミ状のもののみで連動していてここでスプールを回してフイルムを送っています。

もし仮に同じストローク(回転数)でフイルム送り(コマ送り)をしたらどうなるでしょう?フイルムの巻き始めはスプールそのものの径ですが、巻き上げるにしたがってフイルムの厚み分、径が大きくなり同じストロークで送っても徐々にフイルムの送り量は大きくなってしまいます。


実際にはフイルム一枚目から最後の12枚目までほぼ?(多少のバラつきはある)同じ間隔でフイルムを送るためにどういった機構になっているかを簡単(大雑把)に書いてみようと思います。



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カバーを開けたところですが、黒い5つ穴の空いたギアがありその下にギアが見えますが、この下のギアがボディーに連動しているギアです。このボディーと連動しているギアの巻上げのストロークはちょうど一回転でシャッター、巻上げが完了します。

このギアをよく見ると一時くらいの位置に切り欠きがあります。で、チャージ完了とほぼ同時にこの切り欠け部分にボディー側のギアが重なってギアがフリーになってこのギアは巻き上げていた回転と反対に回って初期位置(写真に写っている状態)に戻ります。ハッセルの巻上げで巻上げ完了と同時にシュコーンと独特の音がするのはこのギアが戻るときの音です。


5つ穴のギアから見て9時半の位置にあるギア、これはギアを初期位置に戻すために中にゼンマイバネが入っています。

7時の位置にあるギア、1枚目のホルダーのスプールに連動するギア。

5時の位置にあるギア、フイルムカウンターとフイルムを等間隔で送るための機構に連動するギアです。



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これがフイルムを等間隔で送るためのギアで2枚目のフイルムカウンターの文字盤が付いているギアを裏側から撮ったものです。

ギアの歯の上に波状の板があり左側8時くらいの位置から波のトップ部分の長さが徐々に短くなっています。

写真に写っているようにこの波状の板に右側にあるレバーが連動して巻き上げるたびにこのレバーの爪部分がコツンコツンと波を乗り越えていきます。

写真に写っているのは12枚目の位置で爪が入った状態です。

1枚目は左側8時の位置で波のトップの間隔が長のはフイルムの巻き初めでスプールの巻き取り径が小さいためで終盤はフイルムを巻き取った分、径が大きくなっているので間隔が短くなっています。


で巻き上げていってこのレバーが波の谷に落ち込んだとき、2枚目の写真の5つ穴のギアをフリーにしてスプールに行くギアが回らないようにしています。実際にはこのレバーが谷に落ちるタイミングは巻上げが完了する前に落ち、枚数が進むにつれてレバーが谷に落ちてスプールを回すギアをフリーにするタイミングは早くなっていきます。


ハッセルのマガジンの修理で多いフイルムの駒間隔がばらついて異常に間隔があいて次の駒では駒間隔が無く画面が重なったりしているのは レバーやギア部につけてあるグリスが劣化して本来のタイミングでレバーが作動しないためのトラブルです。


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画面間隔がバラバラになってしまったマガジンの修理は巻上げ機構部を分解して古いグリス、油分をすべて除去して新しいグリスを入れなおします。

このグリスも必要な箇所に必要な分、また場所により粘土の違うグリスを使い分けて塗布しています。


たまに機械油やCRC等が吹きかけられた修理品が入ってきますが、これやっても症状が悪化するだけです。