MINOLTA SR-M
ミノルタから1970年に発売されたモータードライブ専用機。
ボディー底面にあるモータードライブ機構部はボディーと一体で取り外しは不可、単三電池8本が入っているグリップ部は取り外し可能で、電池が消耗してしまっても手巻上で使えるように巻上レバー。巻き戻しクランクもついています。
90年代以降に出たモータードライブ専用機(自動巻上)式のカメラだと、巻上レバー、巻き戻しクランクはカメラについてなくてその分ボディーのデザインはすっきりしていますが、電池が無くなればカメラを使うことはできません。
このSR-M、かなり珍しく、分解整備するのははじめて。
このカメラは1967年に発売されたSR-1sをベースにモータードライブ専用機にしたもので内部の機構もSR-1sにモータードライブによる巻上、巻き戻し機構をつけ足したような感じになってます。
ボディー底部のモータードライブ機構部。
左端に大きなモーターがあります。
こういったモーターを見るとすぐにマブチモーターが思い浮かぶ、プラモデル世代のcrowです。
モータードライブ機構部を取り外した底面。
ここまで分解してやっとシャッタースピードの調整が可能に、普通のカメラよりもちょっと面倒。
Planar85mm F1.4試写
無事引越しも終わり、昨日最初にやったのが以前このブログに載せたコンタックスアリアでプラナー85mmF1.4での試写。
修理完了して納品したアリアだったのですが、やはりすこしピントがずれているようだし、新たにプラナー85mmF1.4を入手したので一緒に見て欲しいとお預かりしたものです。
こちらに届いてすぐに点検してまずは試写してみるとピントが合っているものもあれば、後ピン、前ピンもあり頭をかかえてしまう、うーんこれは撮り手の私がヘボなのか、カメラ精度が出ていないのか、どっちか判断しかねて悩む。
そんなときに時々遊びにきてくれるカメラマンの方にこのコンタックスでピントが合わずに悩んでいることを相談するとコンタックス、プラナー開放F1.4でシビアなピント合わせはかなり困難、コンタックスAX(従来のMFヤシカ/コンタックスレンズでオートフォーカスでピント合わせができるかなり大きなカメラ)を使うべしとのアドバイスを受ける。
カメラボディーを替えてしまうのは現実的ではないにしろ、やはりこのアリア、プラナーのセットではピントの山をつかむのはかなり困難、私の目が悪いばかりが原因では無いのがわかりちょっと安心(アドバイスを受けるまで判断できなのは私の力量不足)。
次善の策としてこのアリアに標準で入っているフォーカシングスクリーンは全面マットがついているのですが、これをマイクロスプリットスクリーンに替えればピントの山がつかみやすいのでは?と思い取引先のカメラ店を覗いてみるとアリア用のマイクロスプリットのスクリーン発見!購入してファーカシングスクリーンをマイクロスプリットに交換してもう一度ボディーのピント精度を確認。
ボディーのピント精度の確認はまず、レンズマウント面からフイルム面までの高さ(深さを)治工具ではかり狂っていないか確認。ボディーにレンズを取付け、レンズの距離環を無限に合わせ顕微鏡みたいな測定具にカメラをセットして無限でフイルム面できちんとピントが合った像が出ているか(厳密にはフイルム面から少し奥)確認。ここまでは精度OK。
次は望遠鏡みたいな治具にカメラをセットして同じくレンズの距離環を無限に合わせてファインダーを覗いて無限でピントが合っているか確認、また、実際に遠景の景色を覗いていみて無限できちんとピントが合うか確認、標準の全面マットでは合っているように見えてたものの、ズレていました。ズレは5/100ミリ、許容範囲から若干オーバーしているために調整。標準スクリーンの全面マットで精度が出たと思い込んで納品してしまった私の作業ミスでした。反省。Cさん御迷惑、お手間をかけてしまい申し訳ありませんでした。
ここまでは引越し前に作業はしていました。
引越し後、作業机にカメラに対して斜め45度にワインボトルを並べ真ん中のボトルにピントを合わせ、最短撮影距離の90cm前後で絞り開放で撮った写真が上の写真です。
決して仕事中は飲んでいるわけではありません。
絞りF11で撮影。
外に出てコブシの花を開放F1.4で撮影。
F11で撮影。









