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KODAK RetinaⅡc




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今日の修理はコダックRetinaⅡc。 1950年代のカメラです。

症状はシャッターがスローで開きっぱなしになってしまいます。

古いレンズシャッターに良くみられる症状で原因はシャッターユニット内のグリスが滲んでいろんなところに付着したためです。


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上カバーを外したところ。


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シャッターユニットです。このユニットの部品、ほぼ全部バラバラにして洗浄していきます。



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シャッター羽根部、シミのように見えるのは油が付着したものです。


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絞り羽根部。


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各部品を洗浄後、組み立てたところ。約50年前のカメラですが、洗浄、グリス入れ替えで各精度もきちんと出て

作動します。こうしてみるとカメラは耐久消費財から消耗消費財へと変わっていってしまったんですね。

Rollei35S


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ローライ35S、私の好きな単焦点コンパクトカメラ。レンズの左右に絞りとシャッタースピードのダイヤルを配置したデザインも特徴的でお気に入りの一台です。私はレンズ違いのローライ35Tを使っています。

このカメラ、ストロボを取り付けるホットシューが下にあり、ストロボをつけての撮影ではカメラを上下逆にしての撮影となります。

お預かりしたこのカメラ、絞りの羽根が一枚外れ、スローシャッターもうまく作動していません。


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外観部品を外した正面と上部です。
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レンズがついている前板部を後ろから写したもの。左上にギアが見えますがここがシャッターをコントロールしているガバナーです。レンズシャッターの場合、このガバナーで高速から低速まで制御します。今回のシャッター不良はこのガバナーだけの問題ではないようです。

ここから絞り羽根、シャッター羽根の部分まで分解していきます。


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ここにシャッター羽根と絞り羽根が入っています。

さらに分解していきます。


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この3枚の羽根がシャッター羽根です。画面では確認できませんが、わずかに油が羽根に付着しています。

このため、シャッター羽根の作動にブレーキがかかってしまい、シャッター不良となっています。シャッター修理はこの羽根部分の清掃とガバナー部の清掃注油で直ります。

ここからさらに分解して。


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絞り羽根部です。一枚外れているのがわかるでしょうか。

この絞り羽根にも油が付着していてこのため羽根がたわんで外れてしまったものです。

絞り羽根清掃し、組み付けます。

今回はかなり深いところまで分解しての修理でしたが、このカメラの修理で多いのは電池液漏れによる電池接点の腐食によるメーターが作動しなくなる故障と、ガバナ^-汚れ、油切れによるスローシャッターの不具合です。

この故障の防止には、カメラを長期間使わないときは電池をカメラから外しておく。月に一度くらいは空シャッターをスローで切ってやることが有効です。

CANON EF50mmF1.0L


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EOS用の標準レンズ50mmF1.0L。

F1.2の標準や中望遠レンズはよく入ってきますが、F1.0のレンズは久しぶりに見ました。

標準レンズとは思えないくらいに大きく重い!

作業内容はレンズのカビ、曇りの清掃だったのですが、かなり気を使ってやったので作業中の写真を撮る余裕がありませんでした。

このレンズ、点検のためにチャートを覗いて見た事はあるんですが、試写したことがなかったので開放でどんな感じで写るのか写して見ました。


CROWのブログ-F1.0 1.0

CROWのブログ-F1.0 1.8


CROWのブログ-F1.0 4.0

上からF1.0,F1.8,F4.0で撮影したものです。


CROWのブログ-F1.8 1.8

CROWのブログ-F1.8 4.0
上の二枚はこちらの備品レンズEF50mmF1.8でF1.8,F4.0で撮影したものです。