自分が死ぬ間際で子どもに求めるもの | CSリレーションズ社長 増田恭章(ますだやすあき)のブログ

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大切に想っていること。素直に感じたこと。伝えたいこと。夢。を、ありのままに書いてます。

ファーストサービスの田尻社長のブログより

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「ココロでわかると必ず人は伸びる」
木下晴弘・著からご紹介(≧∇≦)






【自分が死ぬ間際で子どもに求めるもの】
 
 
「仮にあなたの命があと三時間で尽きるとしたら、お子さんに何を伝えたいですか。紙に書いてください」
 
 
お母さんにこんな要求をすると、医者や高級官僚になって欲しいとか書く人はまずいない。
 
ふだん灘に合格させたいとか東大へ行ってほしいとか強く言っていた人でも、しばしグッと考え込む。
 
 
三時間で自分の命が尽きる・・・
究極のこの問いに対して、たいていのお母さんはほとんど答えが一致する。
 
「人の痛みがわかる心優しい人になって、
そして人のために役立って、
人の喜びをともに喜び、
人の悲しみをともに悲しむことのできる、
人から慕われる立派な人間になってください」
 
書かれた言葉は必ず共通している。
 
だれ一人として、灘に入って東大に行ってくださいなんて、そんなことは書かない。
 
だからお母さんに向かって私は言う。
 
「お母さん。結局、子どもさんに伝えたい本当のメッセージは、ここに書いたことなんでしょう?

じゃあこれをお父さんと話し合ったことがありますか。

子どもたちとヒザをつき合わせ全員でその話をしたことがありますか」
 

ないのである。ないまま、灘へ行って東大に行って、そしていい就職をして幸せになってと決めつけている。
 
でも実のところ、お母さんが本当に胸のなかで思い描いている幸せというものは別のところにあって、それが紙に書き写された。

本音は違うのだ。
 
自分の書いた答えを前にしたお母さんに、
私はさらに問いかける。
 
「お母さん。灘、東大と進み、そしてたとえば東京、あるいはニューヨークやロンドン、世界中を飛び回って、しかしお母さんの誕生日に何の祝いのひと言もよこしてこないお子さんがいるとします。
 
 
一方、東大には行けなかったが就職して初めての給料で、お母さんにスカーフ、お父さんにネクタイを、自分の給料で買いましたのでどうぞとプレゼントしてくれる子がいます。
 
どっちがいいですか?」
 
絶対に後者なのである。だから勘違いしないで、と私は強く言う。
 
「結局、入試は目的ではないんですよ。
ただのステップなんです。

この入試を通してあなたのご家庭にある岩と穴を取り除いていきましょう。

それをわきからお手伝いするのが私たちの仕事です」
 
こんなふうにお話しするとたいていのお母さん、お父さん方は自分たちのあり方を見つめ直し、子どもに対する自分の位置をしっかり見定めるようになる。

何といっても人の根っこは家庭にあるのだ。
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【自分が死ぬ間際で子どもに求めるもの】って問いに気づかされる。

日常生活で、一番大切なことを一番大切にしてないことに。

こう質問されると気づくのに、日常生活では世間体や固定観念に囚われてる。

一流大学に行くこと、大手企業に行くこと。
良いことかも知れないが、幸せはそれだけでは無い。

家庭では、親が子供に与える影響は大きい。
企業では、上司が部下に与える影響は大きい。

良い影響を与える、親であり上司でありたい。



『良い影響を与える人間力集団となり、日本中を明るく元気にします』