月刊「致知」のメルマガより
とても良い話がありました♪
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本田宗一郎氏のエピソード
語り手は、本田氏の薫陶を受け、
シビックやアコード、オデッセイなどの
名車のデザインを手がけた岩倉信弥さんです。
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本田(宗一郎)さんは
いつもしつこいくらいに
「いいものをつくるにはいいものを見ろ」
とおっしゃっていました。
ある時、こんな苦い経験を
したことがあるんです。
「アコード」の4ドア版を
つくっていた時のことでした。
僕らのデザインチームは、
4ドアを従来の3ドアの延長線上に
考えて開発を進めていた。
ところが本田さんは
「4ドアを買うお客さんの層は
3ドアとは全然違うぞ」
と言って憚(はばか)らない。
ボディは四角く、鍍金(めっき)を付け、
大きく高そうに見えるようにしろと
言われるのです。
僕は内心、そんな高級車は
よその会社に任せればいいと考えていました。
ほんの気持ち程度の対応しか見せない僕らに、
本田さんは
「君たちはお客さんの気持ちが全然分かっていない。
自分の立場でしかものを見ていない」
と日ごとに怒りを募らせてきます。
毎日よく似たやりとりが続き、
我慢の限界を感じた僕は
「私には、これ以上できません。
そんな高級な生活はしていませんから」
と口にしていました。
本田さんはそれを聞くなり
「バカヤロー!」
と声を荒げ、
「じゃあ聞くが、信長や秀吉の
鎧兜(よろいかぶと)や
陣羽織は一体誰がつくったんだ?」
と言われたんです。
大名の鎧兜をつくったのは、
地位も名もない一介の職人。
等身大の商品しかつくれないのであれば、
世の中に高級品など存在しなくなる!
自分の「想い」を高くすればできる!
心底その人の気持ちになればできるんだ!
つくり手は、その人が欲しいのは
こういうものだということが
分からなければダメなんです。
想像する力=「像」を「想」う
その人になり切る。
それができなければ
よいデザインは生まれない、
と教えてくださったんです。
* *
僕が40歳になった時
「形は心なり」
という言葉がふっと
胸の中に浮かんできました。
やはりいい心でものを考えないと
いい製品はできないし、
形のいい製品はやはり
いい心でできているんだなと
思うようになりました
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本田宗一郎さんステキです♪
語り手の岩倉信弥さんもステキです♪
うちの会社に置き換えても同じです
本田宗一郎さんがしつこく言われていた
「いいものをつくるにはいいものを見ろ」
と、いう言葉もその真意を読み取ることが
大切だと思います♪
もちろん直接自分の目で
見ることも大切だが
お客様の立場や状態や環境を
想像(イメージ)して、心の目で見て
お客様の喜ぶ顔を想って創りだして
いくことが最も大切です
これと同じことで
「やったことがないんで、わかりません」
と何気なく言う人がいるが
この事にも違和感を持つ
「前向きさ」と「謙虚さ」がある
わかりませんなら良いのだが
「出来ない理由」や「言い訳」的な
ものだと「あぁそういう人なんだな」と
残念な人に感じる
それがうちの社員だと腹が立つ、
そして、ほっとけないのです
本田宗一郎さんは
我々、B型の代表的なお人なので
とっても共感してしまいました♪