イチローを育てた野球部監督6♪ | CSリレーションズ社長 増田恭章(ますだやすあき)のブログ

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大切に想っていること。素直に感じたこと。伝えたいこと。夢。を、ありのままに書いてます。

イチローを育てた愛工大明電の

中村監督のシリーズも最終章です♪


秘蔵のエピソードで締めくくりです。


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高校時代のイチローを思い出す時、

必ず浮かんでくる場面がある。

彼にとって高校生活最後の県大会。
決勝戦で敗れ、惜しくも甲子園行きを

逃したナインは 試合後、抱き合いながら

号泣していた。

イチローはうな垂れる選手たちを

尻目に応援団席に歩み寄り、
ユニフォームを着れなかった

たった一人の同級生に
「ごめんな」と声をかけていた。


涙一つ見せず、その表情は

実にさばさばとしたもの。


あの時、イチローの目はすでに、
プロという次なる目標を

見据えていたのだろう。


今年、イチローは大リーグで

日米通算3,000本安打という
偉業を達成したが、これも彼にとっては
単なる通過点にしかすぎないのだと思う。


いまや世界のスーパースターに

なったにも関わらず、 彼は毎年正月に

なると私の元を訪ねてくる。

その姿勢はどこまでも

謙虚で少しも驕るところがない。


私がイチローを育てたと

言われることがあるが、
私は彼のことをただ

見守ったにすぎない。

私のほうが逆に、彼に

教えられたことばかりである。


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高校時代のイチローが見ていたところ


「プロ野球」という明確な目標


夢ではなく目標だったと思います

手が届くと思ってたはずです

必ずできると思っていたはずです



プロ野球選手になると決めて

ひたすら行動する


西田先生の言う

「想いは脳で作られ、行動で強化される」です


イチローのすごさは、その進化・成長ぶりです


甲子園での活躍実績もなく

オリックスへはドラフト5位

身体も細く顔も普通


しかし、誰も出来ないようなことを実現し

更にストイックなまでに進化を目指す


日本人のDNAが震えるような美学


まさに『侍』です