最強マニュアル | CSリレーションズ社長 増田恭章(ますだやすあき)のブログ

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大切に想っていること。素直に感じたこと。伝えたいこと。夢。を、ありのままに書いてます。

某、製造メーカー(一部上場企業)に節水システムの点検でお邪魔しました。



ここに関しては、社員の大企業病的な無責任さは感じられない。

皆、自立していて自分の意見を持っている。


こういう熱い人達と出逢うと嬉しくなります。


熱いのは中小企業の特権のように思っていたが


どうしてどうして大手企業にも熱い人がいますね。


こういう人達が「プロジェクトX」の主人公になったりするんだろうな。





この会社の良いところ。


  1.自分の仕事に誇りを持っている。

  2.すれ違う誰もが挨拶をきちんとしている。

  3.社員教育、訓練に熱心である。


  4.決定的にそれが見えてくるのが、トイレ。



人も会社も見えないところが大切。


普段見えないところが、「どうなっているか」でわかる。



この会社のトイレを見て、

この会社のレベルがわかった。


そのひとつが、トイレ清掃のマニュアルである。

私達、トイレのプロである「トイレ診断士」からみても

かなりレベルの高いマニュアルである。


正直、度肝を抜かれた。




レベルの高いマニュアルとは、


  1.誰が見てもわかりやすいこと


  2.誰でも実行できること


  3.得られる成果が高いこと


だと思います。



普通、開発者や頭の良い人が作ったマニュアルは


わからない人の思考をイメージできてないために


温かみのない、冷たい、わかりづらく、専門用語がでてくるマニュアルが多いもの。






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写真は用具入れの扉裏に貼られたマニュアルの数々。


その数、10種類ほど。


一部は、ぶら下がっていて取れるようになっている。


マニュアルの中身も素晴らしいが、どんなに出来の良いマニュアルでも


使われなければ意味がない。


ここのマニュアルは徹底的に使い倒されている。


中身もすごいが、使い倒しているという運用状況も素晴らしい。


すべてにおいて、レベルが高い。







なぜ、レベルが高いと思ったか?


ここのトイレ清掃の仕上がりレベルが高いからである。

とてもきれいに維持されている。


ここのトイレ清掃者が障害者だからである。