<問題配分>
憲法7問、民法13問、経済or刑法10問
<試験時間>
90分
問題難易度としては、憲法は主要な公務員試験の中では最難関、民法・経済原論は国家一般職に次いで難しいという感じです。また、裁判所事務官の問題は、難易度を別にしても、他の職種と比較してかなり変わったものが出ます。憲法では、「正しい選択肢の個数を選びなさい」、民法では「誤っているものはどれか」、経済では文字式のみで解く問題、などが代表的でしょうか。それでは、以下に個別に見ていきましょう。
<憲法>
難解な学説問題などが出題されるので、日頃からレジュメなど参考書に目を通す癖をつけておいた方が良いです。憲法の目標点数は6点に設定するといいと思います。
<民法>
原理原則をしっかりと理解せずに暗記に頼っている人には難しいと思いますが、普段から図示しながら理解することに努めている人にとってはそこまで難しいものではないと思います。もちろん、曖昧な選択肢や見たこともない選択肢が出てきて、類推で解答しなければならない場面には多く出会うでしょう。しかし、そういった場面では確かな知識と深い理解をもって解答すれば、自ずと正解にたどり着けるようになっています。目標点数は11点が良いと思います。
<経済原論>
難易度自体はそこまで高くありませんが、変わった知識問題や財政学の範囲の問題が出ます。解き方に少し迷ってしまった時は、あまり深く考えずにとりあえず計算してみると正解にたどり着けることもあります。目標点数は8点です。
専門択一は24点くらい取れれば良いでしょう。