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CSR研究会

サイバーエージェントのCSRについて考える会になります。

さて、CSR研究会ブログバトン1人目になります。

普段は、インターネット広告事業本部で、ナショナルクライアント様のブランディング活動や販促活動をご一緒させていただいているのですが。

CSR研究会1人目のブログという事で…。

「CSR・CSVって、そもそもなんだっけ?」

というお話を整理できればと思います。


「CSR・CSVって、なに?」という疑問をなくせれば、幸いです。


【CSR・CSVって?】

まずは、各用語の定義をおさらい…。

実は、団体等によって定義が異なるようですが、
以下の2つの定義が"CSR(Coporate Society Responsibility)"をイメージしやすいかな?と思います。

・欧州委員会(EU)より
企業が自らの事業活動により環境や社会に及ぼす影響への責任。

参照:http://eumag.jp/feature/b0913/

・経済産業省
CSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)とは、企業が社会や環境と共存し、持続可能な成長を図るため、その活動の影響について責任をとる企業行動であり、企業を取り巻く様々なステークホルダーからの信頼を得るための企業のあり方を指します。

参照:http://www.meti.go.jp/policy/economy/keiei_innovation/kigyoukaikaniikei/CSR/csr.html


他にも、各種団体によって定義はまちまちです。
・ISO26000
http://iso26000.jsa.or.jp/contents/

・国連グローバルコンパクト
http://ungcjn.org/gc/principles/index.html

・経団連
http://www.keidanren.or.jp/policy/cgcb/charter2010.html


続いて、"CSV(共有価値創造=Creating Shared Value)"

マイケル・ポーター教授が提唱した概念になります。
「企業が経済的価値を創造しながら、社会的ニーズに対応する事で社会的価値も想像する事業を展開する経営モデル」の事。

こちらも、各種企業によって定義は様々なようで…。
以下のような企業様が「CSV」について触れられています。

・ネスレ
http://www.nestle.co.jp/csv/whatiscsv

・伊藤園
http://www.itoen.co.jp/csr/csrpolicy/

・キリン
http://www.kirinholdings.co.jp/csv/sustainability/top_commitment.html


CSRは事業以外の活動として社会に貢献するのに対し、CSVは事業を通じて社会問題を解決する。
というようなイメージでしょうか?

…。何が違うのかよくわかりませんね?笑
そんな方は、私が個人的に1番しっくりきた。
"キャロルによる企業の社会的責務の4分類"の図をイメージしてもらえるとわかりやすいかな?と思います。
                





上記画像の
「法的責務」と「倫理的責務」がCSRの範疇。
「裁量的責務」がCSVの範疇。とばっくりイメージしてもらえばわかりやすいのではないでしょうか?


【日本の実施事例】
日本企業でも、取組まれている企業さんはいくつかあるようです。

ソーラーランタン10万台プロジェクト【Panasonic】


パナソニックによる世界の無電化地域に『あかり』を贈る「ソーラーランタン10万台プロ­ジェクト」になります。CSRというよりは、CSV的な事例になりますね。詳しくは動画をご覧ください!
事業を通して、経済的価値だけでなく。社会的価値も発揮しているステキな例ですね。

▼その他事例は以下リンクより…。
CSV(Creating Shared Value)事例! 日本企業CSV活動事例5選
http://andomitsunobu.net/?p=6303

参照サイト:「CSRのその先へ」

CSRやCSVについて、よくまとまっているサイトになります!
今回のブログも参考にさせていただきました。

【参考サイト】
「Harvard business Review 1月号:CSV経営」
http://www.dhbr.net/ud/backnumber/547ea92ab31ac912cc000001

「CSRのその先へ」
http://andomitsunobu.net/


次回も、別の担当者が「CSR・CSV」について執筆していきます!



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