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CSR研究会

サイバーエージェントのCSRについて考える会になります。





こんにちは!CSR研究会の上野です。





CSR研究会ブログバトン2人目!ということで、
先のブログでは、そもそもCSRCSVって何なのか?
CSR、CSVの基本的な考え方をご紹介しましたが、





本日は

IT企業として、どのようなCSRの形があるのか?」

ということを考えてみたいと思います。





まずは前回のおさらいで、CSRの定義の確認です。





CSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)とは
企業が社会や環境と共存し、持続可能な成長を図るため、
その活動の影響について責任をとる企業行動であり、
企業を取り巻く様々なステークホルダーからの信頼を得るための企業のあり方のこと。





すごく平たく言えば、

「 企業として営利活動(お金儲け)をするのなら、
  自然環境を破壊したり、
  地域社会や世の中に迷惑をかけることのないように、
  配慮して責任もってやってくださいねー。
  そうしないと、みんなから信頼を失ってしまいますよー。」


ということですね。
 




一般的に「CSR」という言葉を聞くと、
自然環境保護活動をイメージする人も多いかもしれませんが、
自然環境を守ることだけでなく、社会や世の中に迷惑をかけることのないよう、
企業として責任ある行動をとらなければいけません。





それでは、「IT企業としてのCSR活動」、つまり「IT企業としての責任ある行動」とは、
どういうものでしょうか?






IT企業が行うCSR活動の代表的なものとしては、

インターネットの安全・安心をまもるための取り組み

が挙げられます。





インターネットはとても便利なもので、

Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンを使って情報を調べたり、
楽天やAmazonのようなEコマースサイトで世界中の商品を購入したり、
ブログやSNSで自分の考えを世の中に発信したりと、

世の中の在り方や、人々の生活を大きく変えてきました。






一方で、インターネットは便利であるがゆえの危険性を持っていることも事実です。

個人情報が流出してしまったり、
SNS上で他人とトラブルになったり、
犯罪の被害にあうことも、ありえないことではありません。





小さな子どもやお年寄りをはじめとして、
ITに詳しくない人でも、安心して安全にインターネットを利用出来るよう、
インターネットサービスを提供するIT企業の多くが、
インターネットの安全・安心をまもる取り組みをおこなっています。





代表的な事例として、
ポータルサイト Yahoo!JAPAN を運営している ヤフー株式会社 では、
下記のような取り組みを行っています。





(1)子どもを有害サイトから守る「フィルタリングサービス」の提供

インターネットは誰でも自由に情報をアップロードできるため、
性的な情報や犯罪に関わる情報、モラルの低い情報など、
多くの有害な情報も出回っています。

子どもがインターネットを使うにあたり、
有害なサイトや不適切なサイトを閲覧することのないよう、
利用を規制することができる「フィルタリングサービス」と呼ばれる機能を提供しています。





(2)フィッシング詐欺の被害を警告する機能の提供

インターネット上には、個人情報を不正に取得することや詐欺などを
目的とした「偽サイト」も多数存在します。

このようなサイトに利用者が騙されることのないよう、
偽サイトを検知し、利用者に警告を表示する機能を提供しています。





(3)オークションでの偽商品や不製品の撲滅

インターネットを利用したオークションは、
うまく利用すれば欲しいモノを安く購入することもでき非常に便利なものですが、
なかには不正に入手された商品(盗品等)や、偽ブランド品などの偽造品が
販売されていることもあります。

オークションサービス「ヤフオク!」を提供するヤフー株式会社では、
違法な商品を出品した利用者を追跡したり、
一般の利用者にそのような商品を購入しないよう啓発するなどの活動を行っています。





いかがでしょうか。

多くの人が利用しているインフラ的サービスを提供するYahoo!だからこそ、
サービス提供者の「責任」として、安全を守るための取り組みを行っている
のですねぴかっ☆






このような取り組みは、一見「当たり前のことでは?」と思うかもしれませんが、

良識的な企業市民として、企業活動に伴って発生しうる
社会へのネガティブなインパクトを
如何にして最小限に留めるか、


そのための行動を、当たり前に行うことが、企業の社会的な「責任」なのだと思います。






今回は、「IT企業としてのCSR活動」、「IT企業としての責任ある行動」の一例として、
「インターネットの安全・安心のための取り組み」をご紹介しました。




この他のCSRの取り組みや、CSVと言われるさらに積極的な取り組みについても、
今後このブログでご紹介していきますいいね!





ウエノ





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