【注意喚起】工場見学や体験イベントでの「サンドブラスト加工」など、安全対策は大丈夫?
【注意喚起】
近年、学生や子供向けのものづくり体験や工場見学イベントが盛んですが、
SNSなどの様子を見ていると、
安全管理において非常に気になるケースが見受けられます。
例えば、コップにサンドブラストで模様を付ける加工体験。
参加者がマスク(防塵マスク)もゴーグル(保護メガネ)も着用せずに作業している光景を目にすることがあります。
「たった数分の体験だから」
「初心者向けの簡単な作業だから」
と軽視されがちですが、
これは健康管理・安全衛生の観点から非常にリスクが高い状態です。
なぜ、マスクとゴーグルが絶対に不可欠なのか?
サンドブラストは、研削材(砂やガラスビーズ)を勢いよく吹き付けて表面を削る加工です。
作業中には目に見えないほど微細な「ガラスの粉塵」や「研削材の破片」が確実に飛散します。
【防塵マスクが必要な理由】
微細なガラス粉塵を吸い込むと、
肺の奥に沈着し、
将来的に「塵肺(じんはい)」などの重篤な呼吸器疾患を引き起こす原因になります。
一度吸い込んだ微粉塵は体外に排出されにくいため、
「1回きりの短時間体験」であっても吸入を防ぐ鉄則(国家検定合格品の防塵マスク等)が必要です。
【ゴーグルが必要な理由】
(防護手袋内の)手だけを中に入れて作業する密閉型の装置であっても、
静電気で舞い上がった微粒子が、
キャビネットを開けた瞬間に顔へ飛散することがあります。
目に入れば角膜を傷つけ最悪の場合は「失明のリスク」を伴います。
【「ものづくりの楽しさ」と「安全教育」はセットであるべき】
ものづくりコンサルティングや町工場等の企業が主催するイベントであれば、
一般の参加者や学生に対して
”「安全管理の重要性」を正しく伝えることまで”
がセットであるはずです。
ノーガードで作業をさせることは参加者を危険に晒すだけでなく、
製造業全体の安全意識の低さを露呈することにも繋がりかねません。
もしこれから工場見学や加工体験に参加される方あるいは企画される方は、
「防塵マスクと保護メガネの着用」
が徹底されているか、
今一度確認することをお勧めします。
安全があってこその、楽しいものづくり体験です。
お子様が参加されるものづくりイベントでのワークショップ。
特に学校運営側や親御様はお子様の安全の為にご確認される事をお薦めします。
※当社ではプラスチックレンズを扱う上でサンドブラストは撤去しましたが、(ガラス粉はレンズへの傷の原因なので)
今までの経験でお話ししております。
