ありがとうございます♪おかげさまで30周年♪♪
1995年の4月1日サークルアンドスクエアは私個人の事業として開業しました。
お世話になっていた”三好モデル製作所”さんからの独立でした。
周囲の皆様からは、
「あんな奴が独立していつまで続けられると思う?」
と冷静かつ真っ当な言葉が飛び交っていたそうです。
※実際に私もそう思います
あれから何やかんやで30年はお仕事を続けられ、
今ではわりと普通に海外案件も納めるようになっています。
(お祝いをいただきましてありがとうございました)
途中の2001年に株式会社として改組しています。
なので株式会社としても今年の1月で24年経過していました。
2010年頃から”プラスチックレンズ試作”の業務を本格化し、
この15年間で
”プラスチックレンズ試作専門”
という看板を掲げブルーオーシャンで特化してきました。
ブルーオーシャンとは言葉ほど決して楽なものではなく、
実は生存環境の厳しい場所だからブルーオーシャンだったりします。
青森県に宇曽利湖という透明度の高い青緑色のキレイな湖があります。
宇曽利湖は強酸性の湖で生物が繁殖するには厳しく、
魚類では強酸性に特化した”宇曽利湖ウグイ”一種類だけしか生存していません。
他にはヤゴやプランクトンや水草などのごく少数種が生存しているとの事。
競争相手が少ない代わりに全体的な餌などの栄養の絶対量が少ない為に”宇曽利湖ウグイ”は大繁殖が出来ません。
”宇曽利湖ウグイ”のサイズも他産よりも大きくはなれず痩せています。
書いている途中で思っていたのですが、
根本的に宇曽利湖はブルー”レイク”であってブルー”オーシャン”では無いという話もございますね。
ただ、”水清くして魚棲まず”とはそういう事なのかもかもしれません。
当社はおかげさまで、
”プラスチックレンズ試作”
”アクリルレンズ試作”
等で検索すると上位に表示されます。
プラスチックレンズ試作を切削加工で”専門”としている企業は世界でも当社だけだと思います。
ニッチな分野での特化ですから大きくなれる感じがしません。
高価な超精密加工機でなければ作れないレンズ金型の製作と同等の工作機械を使用し、
当社は専門でプラスチックレンズをちまちまと切削加工しています。
同等の高額な設備ですがもちろんレンズの金型製作よりも稼げません。
ただ、当社はそのニッチな分野を専業としています。
プラスチックレンズ試作を専業としているところのメリットは、
①納期(レンズ金型作るよりは早い)
②コスト(レンズ金型作るよりは安い)
③精度(一般的な試作よりも工作機械の精度が高い)
だと思います。
(清潔感のある真っ白な工場で製造しています)
もう引退を考えても良い年齢なのに新工場への移転という、
第二創業的な事を昨年末にやっちゃいました。
なのでこれからも私は頑張ります。