借り入れた資金の使い道の95%が失敗な理由
先日書きました”倒産グレード9”の町工場の話。
なぜそうなるまで追い詰められたのか?
そこまで考察しないとただの悪口で終わってしまいます。
また私も「誹謗中傷の多いやから」で終わらされてしまいます。
町工場の経営者が次の事業展開の為に銀行から借り入れをします。
そこで何に投資しますか?
生産手段の充実を第一に工作機械をバンバン買い足すのも有りでしょう。
社屋をキレイにリニューアルまた最新のディテールに置き換えたり、
日本全国にどんどんと営業所を立ち上げたりの営業的なテコ入れも有りでしょう。
各地の町工場をM&Aして一大パワーとなるのも有りでしょう。
そこは各経営者の得意分野の勝負で良いのでしょう。
経営の数字を見る際ですが、
良い数字の場合は何を語っても、
たまたま偶然に結果が出たというのが実情でしょう。
逆に悪い数字の場合、
いくら緻密な計画でもその方法がボウズ(丸っきりダメ)だったと言う事です。
その動きで一番理解しやすかったのはコロナの際のゼロゼロ融資の対応。
「これから景気悪くなるから運転資金を厚めにしてよね」
これは政府からのメッセージ。
それに対して、
『未来への投資』
として運転資金として取っておかずにお金を遣ってしてしまう。
それでも数字が上がれば経営判断は正しいという事になりますが、
その結果で”倒産グレード9”では経営判断が間違っていたと言う事です。
帝国データ何某の”倒産グレード9”になると、
もう新規の銀行融資の審査は厳しいそうです。
あと、大手企業との新規取引も厳しくなります。
なぜなら継続性(「仕事を出してもいつまで請けてくれるのかな?」)に問題があるからです。
帝国データ何某の”倒産グレード9”とは、
将棋で言うところの”詰み”とは言いませんが”必至”くらいのアレって事ですから浮いた一手での逆転も…、
まあほぼゼロですね。
結論ですが、
経営判断として何をやろうが資金を何に使おうが、
「数字としての結果が出れば良い」のです。
極端に言うと遊んでいるような事をしていても、
馬鹿げたようなような事をしていても、
「数字としての結果が出れば良い」のです。
そんな訳で本日はエープリルフールですが、
私も頑張ります♪