中国がこの先どんどん急減速する本当の理由 | サークルさんのブログ

中国がこの先どんどん急減速する本当の理由

今日は中国がこの先どんどん急減速する理由を、
 
いままで景気の動向をズバリ的中させてきた私がどこよりもわかりやすく書きます
 

さて、こんなお話を。

華僑とおぼしきゆったりした男が商品を売りに来たお客と現金取引している。
 
値切りの交渉で激しいやり取りをしている。
 
無理な値引き要請はいわゆる下請けイジメですね。
 
 
散々待たされた次の客は取立ての用件らしい。
 
手持ちの金が無い、どこの誰に貸しがあるからそこから取り立てろ!とまくしたてる。
 
いわゆる日本では禁止の三角取引ですね。
 
中国では古来から
 
「支払いはどんな理由を付けてでも遅らせろ」
 
とか言われているらしい。
 
遅らせている間に借金した相手が亡くなり支払い義務が失効するかもしれないからだ。
 
だから逆に取り立ては「何よりも急いでやれ!」とも。
 
つまり、元々の中国の商慣習ってこんなもん。
 
何しかほんの数十年前までは、 
 
中国の銀行では手形どころか小切手の発行が無かった。
 
あるにはあったが市中には回らない小切手。
 
これでは銀行をコアとした信用創造が出来なかった。
 
信用の創造は資本主義の発展には必須で資本主義の精神とはワンセット。
 
それが数十年前までの中国には無かったのですから、
 
いかに中華風の自由経済(?)が危うい存在なのか?
 


さてこの20年の間、
 
日本は大して成長出来ませんでした。
  
でも、中国は急成長しましたね。 
 
日本が成長しないその代わりに成長したのが中国、
 
と考えればなるほど…納得出来るのかもしれません。
 
 
中国の製造業の急成長に関してちょっとした喩え話を。

優等生(日本)が自力で必死こいて課題をこなして好成績を修めている。

それに対して同級で劣等生のヤクザの息子が、
 
誰かからどこかから不正にカンニングして、
  
課題を若衆に手分けして、
 
みかじめ料をその資金とする。 
 
気がつけば劣等生のヤクザの息子が優等生を追い抜いていた。
 
つまり現実には、
 
産業スパイからの不法な技術情報盗用やリストラ技術者から技術を取り入れる。
 
内陸部のタダ同然の強制労働と不法な労力とで超格安に生産する。

外資を呼び込み楽してそれを元手に設備投資をする。
 
(そして後々には嫌がらせ的なルール変更して外資を追い出す。)
 
この金額差を見てよ〜くお考えいただきたい。





あのエアポッツの約1/10の価格で買える高性能イヤホン。 
 
それが可能となるにはこうしたネガティブな理由がある訳ですね。
 

さて、
 
不法に手に入れた情報と、
 
非人道的に手に入れた労働力と、
 
卑怯な方法で手に入れた資本金で達成できた格安な製品。
 
それがこの先10年続ける事が可能だと思いますか?
 
サステナブルな(持続可能な)経済活動ではありませんよね。 


建設及び不動産投資による有効需要の創出の崩壊。
 
夢のシルクロード構想の対外投資の失敗。
 
先進国による対中包囲の締め付け圧力。
  
 
土地と労働力が格安でかつ技術を盗めるうちに可能なビジネスモデルが、
 
この先も続く訳ありませんね。
 
中国がこの先どんどん急減速する理由を書いてみました。