製造業の活性化について | サークル山(さん)のブログ

製造業の活性化について

製造業の活性化について。

 

このブログで多分もう555万回くらい同じ事を書いていますが、

 

製造業の活性化には個の技術を高める方向が基本だと思っています。

 

バブル期までは町工場目線で自分たち製造側(供給側)に不足があり、

 

発注者側が製造側(作れる町工場)を探し回っていました。

  

無理矢理ねじ込まれたお仕事を同業者さんにFAXでねじ込んだら、

 

一周回って別の同業者さんからFAXで見積依頼が来た!

 

「これどこかで見た見積図面!あれっ?これ俺がFAXした…」 

 

これウソのような本当のお話です。

 

バブル崩壊の不景気からリーマンショック前までは、

 

供給側と発注側のバランスにはまだ少しは情報ギャップがあって、  

 

「目立ってナンボ!」よろしく、

  

展示会や工業系新聞の広告とかで自社の広報告知をやれば、

  

製造業者側にお仕事が増える機会も多かった。

 

 

 
(まいあめさんのHPより)

 

 

問題なのはリーマンショック以降。

 

メーカーの製造部門の海外移転と海外の下請けへの直接発注の傾向で、

 

国内メーカーからの発注が減り、

 

国内製造側の受注数と受注額が減った。

 

何もしなければ仕事は減り続けるし、 

 

目立ってももうナンボにもならない。  

  

それはコロナショックまでの10年ちょっとで確認出来ました。

   

では、仕事が溢れている製造側(町工場)はどうしているのでしょうか?

   

ポイントは2つ。

  

まずは発注側(企業側)の情報ギャップを狙います。 

 

もしくは受注側(町工場側)の技術レベルのギャップを狙います。

 

ギャップを差別化と呼んでも良いのかと思います。 

 

どっちに転んでも自社には売り込めるだけの技術は必要です。

 

 

 

   

製造業の活性化について、

 

ただ待っているだけでは景気の競技トラック2周か3周遅れですし、 

 

「目立ってナンボ」だけでは景気の競技トラック1周遅れ。

  

「情報ギャップを見つけて更に問題点を突破出来る技術が必要なのだ」と、

 

ニュース番組Mrサンデーの「まいあめ」さんの特集を見て改めて思いました。

 

「製造業の活性化!その為には目立ってナンボ!!」

  

っ言って騒いでも本業にはもう無力な時代になって干支一周以上が過ぎました。

  

今こそ真面目に本業を固める時期なのだ、

 

とやはり思います。