【町工場版】こっちのみ〜ずはあ〜まいぞ!そんなワケ無い…
町工場はお仕事としてかなり斜陽です。
昭和の30年代40年代の頃は、
仕事は断っても山積みにされるので、
休日返上で勤勉にお仕事をしていると、
家の玄関の土間から事業をスタートして、
隣の空き地を買い続けて大きくなる。
又は手狭になり広い土地に移転する。
勤勉であればだれでも可能なサクセスストーリーが待っていた訳です。
でも、今は待っていてもお仕事は山積みにならないし単価は削られる。
特に私ら切削の試作屋なんて時間単価の低さを終夜運転で補うような業態だったり、
そんなお話が其処此処となく聞こえてまいります。
それでも羨ましいと本気で思えるような町工場と、
ただただ周囲から羨ましいと思わせるだけで実はかなり冷や汗モノの町工場。
その見極めは同業他社様を経営の参考とする際にはかなり大事なファクターです。
これを大袈裟な称賛だとか、
逆に勝手に敵視しているとかと、
自身の経営を真面目に考えたらそんなに軽くは言えないはずです。
いつも言いますが、
発言力の大きな経営者を見る際に、
売上に対しての資本金が多過ぎるとか、
売上の伸びが低い割に自己資本比率が低いとか、
税理士さんや経営コンサルなんぞに言わせなくとも"経営失敗中♪"です。
そんな人の自称成功談を真面目に聞くんですか?
私は嫌です。
私は極めて当たり前のことを言っているつもりです。
真面目に日本の中小製造業の事を語るよりも、
本気でご自身の会社と社員さんの事を優先に考えるべきって事例が多すぎる。
以前お叱りを受けたのですが、
例えばそんな経営者さんの著書とかって本当に価値があるんですか?
(画像はやっぱり消しました)
せっかくお金を出して買っても価値の無いものはゴミですよね?
「(新聞等の)文字の書いてある物を踏みつけるな!」と叱られて育った世代です。
自分がお金を出して買った本を捨てるのは、
やはり抵抗感やら罪悪感があります。
嬉しそうにわざわざ捨てる前の画像を上げるのはやはり顰蹙物なのは理解していますが、
ただ、収まる気配の無いよろしくない世の中の動向には、
やはり誰かが言わないといけないと思うのです。
問題はそれが私の役目かと言う根本的な問題が…。