令和版”日本人の親切”
世の中には「自分だけは許される」と思っている人が居る。
多分、誰でも大なり小なりそういう部分はあると思う。
だから「自分だけは許される」という思考に陥っていないか?
そこが大切なポイントだと思います。
例えばこんな話がございます。
被災されて困っている人の為にと、
ご自身が何10年も使っていた古くなった高級布団セットを送った人が多数いたそうです。
いつも布団にカバーを掛け清潔に使用していたから中身はキレイ。
だから、困っている人にどうぞ使って下さいと。
私は思うのです。
安物でも良いから新品を送るべきだ!と。
自分が貰う立場だったらどう思うのだろうか?と。
※それよりも私は現物よりもお金だと思うのですけどね。
小学生でもわかる話でしょ?
赤色傍線)いかに過去の支援物資で古毛布やら古セーターを送られて迷惑だった事か理解出来ますね。
ってか私が小学生の頃の模擬テストの問題にこんな”新聞の記事”が使われていました。
身寄りのない子供たちの施設にテレビの取材があり、
画用紙や子供達の下着を買う予算がないので、
保母さん(当時の呼び名)たちが新聞広告の裏白の紙や、
知り合いの子供の下着を貰って集めるのに苦労している。
そんな内容が放映されると、
視聴者からの裏白の広告紙や古着の下着が山のように集まった。
保母さんはその山のような状態に愕然として捨てるのに時間を取られて苦労している。
そんな内容です。
問1)なぜ保母さんがせっかく集まった広告紙や古下着を捨てているのですか?
リアルに小学生だった私は、
「せっかくの他人様の善意を無碍にするな!」
とか思っていたので多分不正解だったと思うのですが、
その文章には続きがあって、
「なぜ、新品の画用紙や新品の下着を買って送ってあげないのだろうか?」
これが答えなんですね。
自分が貰う側の立場だったらどう思うのか?
確かタイトルが「日本人の親切」だったと思います。
すでに記憶がほとんど消えてしまっている小学生頃の、
しかも模擬テストの文章問題の内容を明確に覚えているくらいに、
かなりの疑問と衝撃を持った内容でした。
なので私は、
自分が良いと思うことは良い事としてやります。
逆に悪いと思うことはやりません。
ただ、相手が良いと思うか?悪いと思うか?
…そこは鈍感なので狭い人生を送らせていただいております。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。