ルーペ倍率が2倍とは2倍に見えるという意味ではありません!
「2倍のルーペを買ったのに2倍に見えないんだけど」
こんなお嘆きの声をよく聞きます。
ルーペの倍率とは、
焦点距離250mmのレンズを基準として計算しています。
250(mm) ÷ レンズ(ルーペ)の焦点距離(mm) + 1 =ルーペの倍率
です。
2倍のルーペを通して見るのと素で見るのとで2倍の差がある訳では無いのです。
さて、下の博士ルーペの場合、
250÷400+1 ≒ 1.6倍(1.625倍)
250÷300+1 ≒ 1.8倍(1.833倍)
250÷250+1 = 2.0倍
広告内の倍率の説明内容に偽りはございません。
さて、レンズのもう一つのものさしとしてディオプターというものがあります。
度数って呼ばれるアレですね。
計算式としては下記になります。
1000(mm)÷ レンズ(ルーペ)の焦点距離(mm) = ディオプター(度数)
上記の倍率に当てはめると、
1.6倍は D=2.5
1.8倍は D=3.3
2.0倍は D=4.0
となりますね。
D=4.0の老眼鏡と眼との距離(角膜頂点間距離)をメガネ型ルーペくらいに空けると、
2倍のルーペとして機能し対象物が(やや)大きく見えます。
つまり100均の老眼鏡を鼻メガネにすればルーペになるという経験則は、
間違っていないと言う事です。
前回のブログで言いたかった事は、
同じような製品を作っても、
2000円近くで売る事が出来るのか?
100円で売るはめになるのか?
商売って難しい。
いかに2000円で売る側に回れるのか?
何なら10000円以上で売る事が出来るのか?
実際にそっち側が存在するのは確かなんです。