助っ人外国人選手の年俸と外国人労働者の月給の違いを考える
町工場ブログを長年やっていますと色々と見えてまいります。
見えてまいりますとはまあ何でございます。
私は嘘と追従(ついしょう)はキライな性分でして、
理性の範囲内ですが自分がされて嫌な事は他人にもしないように心掛けております。
町工場をいかに素晴らしく見せるか?
いや、見せるかではなく”魅せるか”の字の方でしょうか。
まぁ、そんな希望をてんこ盛りにした内容でも、
読む側は逆に本質を吟味しているという事です。
とあるポジティブな記事を読ませていただいた事があったのですが、
「ものづくり(町工場)は将来の希望に溢れる。儲かっている♪右肩上がりだ!」
みたいな内容でした。
で、別の日付の記事に外国人の労働者が大半を占めているとも書いてあった場合、
はて?どう解釈すれば良いのか、と。
求人が上手く集まらないから埋め合わせで外国人労働者雇用を選択したのか?
日本人の労働者に払うレベルの給料では経営が成り立たないから、
安く使える(?)外国人労働者雇用を選択したのか?
いくら良い事が書いてあっても私ならそう解釈します。
誤解の無いように書いておきますが、
外国人労働者は(日本のそこいらの若いのと比較して)レベルが高いと私は思っています。
少し考えたら理解できる話ですが、
あなたが母国語以外の言語を習得してまで慣れない外国の職場で働こうと思いますか?
外国人労働者は優秀でやる気(ハングリー精神)が旺盛なんです。
でも残念ながら数年で帰国するのが規則です。
つまり、会社側からすればわずか3年とかの積み上げしか出来ないし、
OJTなんかで回していけるレベル以上の向上は見込めないんです。
それは、いくら優秀な外国人労働者でもなんです。
ものづくり屋としての技術的な上積みが望みにくいという事です。
求人をしても
「町工場だから」
「交通の便が悪いから」
とかで日本人が集まらないとか聞く事がありますが、
例えば初任給を今の提示額の2倍とか3倍とか書けば(多分)応募はあるはずです。
なぜ、それをやってから言わないのでしょうか?
それが出来ないのに求人をするのなら雇われる側が可愛そうです。
「お前ら雇われ人はこの程度で十分だろ!」
私にはそう聞こえます。
あっ、ウチですか?
今のところ求人の予定は無いです。
偉そうに斜め上から言って申し訳ございません。