メーカーのホンモノの人材との語らい | サークルさんのブログ

メーカーのホンモノの人材との語らい

先週末に馴染みの大手メーカーの開発者様達と赤穂の定宿へ行ってきました。


残念ながら二日共に曇り空で青い海を見る事は叶わずでした。



色々ものづくり最前線のお話を伺いました。 


伊勢海老もまあ普通に。


シャンパンはランソン。


椀物はしっかりとした鰹ベース。


鮑は嫌なクセも無く旨味のみ。

 
蟹の西京焼きはやはり最強でした。(あっ、偶然!偶然!)
 

行きと帰りの車中だけでは無く、
 
宿の中でもずーっと製造業のお話。
 
以下、開発者様と私のような町工場の製造現場との会話のひとつです。
 
不躾にも
 
「何故、スマホと(実用的な)ロボットとドローンと電動キックボードは日本が一番じゃ無かったのでしょう?」
 
私はこの質問をしました。
 
私の目の前にはいわゆる「(ニッポンものづくりの)人材」がいらっしゃる訳です。
 
光学の専門でもないのに会社の都合で光製品の開発担当になった途端、
 
すぐさま専門知識を頭の中に取り入れて図面を作成出来る正真正銘の"人材"です。
 
お付き合いも長いのでその人材たる所以は私も百も承知です。
 
多分ですが、
 
例えば

「スマホとドローンすぐに作れ!」
 
と上から言われれば、
 
最速で製品化する事が可能な人材達なんです。
 
でも、上記の現在熱い商品群は日本製が弱い分野です。 
 
やれ!と指令があればどこよりも先に出来ていたはずなんです。 
 
ATM装置の導入が早かった日本が、
 
そのタッチパネルのコンセプトと写メ用のカメラからスマホを真っ先に作れる可能性は、
 
今から思えば非常に高かった。
 
ドローンが出る前にキーエンス等日本のメーカーがマルチコプターを作って世界シェアを特性する事は難しくないはず。
 
ASIMOもAIBOもなぜ後々の発展性が無かったのか?
 
電動キックボードなんてモーターもバッテリーも小型で優秀な物があったのに何で日本では商品化が遅れたの? 
 
誤解の無いように言っときます。
 
日本には人材が豊富です。 
 
それは間違いではありません。
 
その人材を使いこなす側の問題なのかもしれません。
 
イマジネーションの欠如が致命的です。
 
先日吉野家の偉いサンが不適切発言で辞めされられました。
 
異論はあるでしょうが、
 
天才とは一言で表せる能力というのも大事なファクターなんです。
 
賛否両論どころが真っ黒に塗りつぶされ人格否定され潰されましたが、
 
吉野家の置かれている状況をたった一言で表す能力は経営側としては素晴らしい才能です。
 
それを「不適切発言」≒「全人格否定」みたいな事で社会的に葬る。
 
これじゃ、独創的な企業戦略を採れる人物は出世出来ず、
 
無問題なありきたりな人物だけが企業のトップとその周りを固める。 
 
これが今の日本のアカン所とちゃいますのん?

ワタミの社長だったあのクセの強い議員さん。 
 
かの方の数々の暴論をとやかく言う前に、
 
その暴論に納得していたからこそ実は成長があったのかもしれません。
 

あれだけ強かったゲーム機市場も、
 
テンセントという中華製ゲームがシェア一位だとの事。
 
今までの流れただと、
 
あのSONYも任天堂もトップ10から落ちるのも10年かからないかもしれません。
 
もう一度言います。
 
日本には人材は豊富に居ます。
 
それをフルに活用出来れば日本のものづくりはまだまだ巻き返せると思います。
 
私は最近お付き合いはありませんが、

実際にアイリスオーヤマさんは成長しています。
 
無条件で悪しげに言う人がいるのも知っていますが、
 
人材の強みを上手く引き出しているからではないのでしょうか?
  
ともかく大手企業の人材の数々の仕事を

目の当たりにしてきています私が言うのですから間違いございません。
 


知らんけど。。。