小島太と町工場とマイペースな私
相当昔に小島太という騎手がいた。
鼻が高くキリっとした顔で騎乗スタイルがとてもスマート。
しかも、あのサクラ軍団の冠名の馬には優先的に乗る事が出来るという特権階級。
ピンクの勝負服で獲ったタイトルも数知れず。
最終レースまで連敗の馬券で最寄り駅までのオケラ街道をトボトボ帰る競馬ドロドロおやじにとっては、
「あの時、フトシが来ていたら…」
「あのタイミングでフトシが突っ込んでくるから…」
「フトシの野郎め!」
と、馬券が取れなかった原因をそのスマートさへの妬っかみを含めてついつい小島太のせいにしてしまう。
ファンも多かったが妬っかみを通り越して憎しみの感情になっているアンチな人も多かった。
ある秀逸な文章を読んだ事がある。
小島太に対しての感情は複雑だ。
「小島太が好きだ!」
一度、こう叫んでしまえばスッキリする。
そんな内容。
そうなんです。
嫌いだったり苦手な名前を「好きだ!」と叫べばわだかまりなどの複雑な感情などすぐに吹っ飛ぶ!
さて、昨日なんですが、
いただいた急なお見積を提出しましたら、
納期は1週間、金額は20%値引きの提示をされました。
そんなん金額見たらわかるやん!
一人当たり1000万円/年の試作屋さんなら一人で丸々一か月分の金額のお仕事量なんです。
それを一週間でしかも金額は割り増しどころか割引とは?
あまりのムチャ振りに、
「すんません。今回は無かった事に…」
そうしますと、
『ぜひ御社の条件でお願いしたく…』
それなら最初っから気持ちよく
『頼みますわ』
でええやんか?と。
そんなモヤモヤした夜中の社内で
いつも前述の小島太の話を思い出すのでございます。
その企業様の名前を好きだ!と叫べば良い。
でも、絶対に言いませんけどね。
私はマイペースなんで…。
まあ、これからもお手柔らかにお願いしますね。
町工場は人と人の繋がりがすべて
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