大阪都構想否決に欠けている論点 | サークルさんのブログ

大阪都構想否決に欠けている論点

どうも、大阪市評論家のサークルさんです。 

 

私は大阪市民ですのでまずはその視点で。

  

大阪市に引っ越してくる人や大阪市内で開業したい人がこだわる重大なポイント。

 

それは「06」の市外局番だったりします。

 

大阪市内 ≒ 06の市外局番

 

これが一つのポイントです。

 

というよりも、

 

「大阪市」 

 

という響きは一種のブランドなんです。

 

東京、横浜、名古屋、神戸。

 

これはブランドなんです。

 

”神戸プリン”はありますが”尼崎プリン”や”明石プリン”はありません。

 

”東京バナナ”はありますが、”さいたまバナナ”や”川崎バナナ”はありません。 

 

故小室直樹先生が仰っていた「飛び都論」。

 

東京になぜ住みたがるのか?

 

それは「東京」がブランドそのものなのだから。

 

千葉ディズニーランドでも千葉国際空港でもダメで、

 

冠に東京と付くから人々は惹かれる。

 

これ以上何かをしようにも、東京には土地が無い。

 

北海道の広大な原野を東京の飛び地にしてリニアモーターカーで結べ!

 

当時の学者や評論家は「馬鹿も休み休みに言え」程度の反応でしたが、

 

本質は東京そのものにブランド力があるという所なんです。

 

※今考えてみれば、北海道の原野に東京の飛び地を作りそこでTOKYOオリンピックを開催すれば良かった…。 

 

 

さて、今、住んでいらっしゃる方にはアレなんですが、

 

例えば浦安とか川崎とか草加とかが「東京都に編入するかどうか?」の住民投票をやったとしたら?

  

熱烈な支持の元、圧倒的過半数で東京都民になりたがると思います。

 

でも、大阪市民にとって大阪都民になりたいという選択は薄いんです。

 

だって"大阪市民"ですから。

 

これが守口市やら大東市やら尼崎が住民投票で大阪市になるというのならまた話は違った事でしょう。

 

 


小学生の頃から書物で大阪市史を学んできました私ですから、

  

今回の懸案事項の参考として戦後に一時期に存在した「大阪市警視庁」の廃止と

 

大阪府警へ統合というものを再度調べました。

 

この時も行政サービスの質が下がると言う反対意見がありました。

  

あくまで私の推論ですが、

  

大阪市が大阪都になってもサービスの低下は起きません。

  

組織の切り替わりの時期には国鉄→JRのように、

 

必ず「サービスの低下」を反対の理由に挙げます。

  

役人は仕事が減っても人数は増えるという”パーキンソンの法則”というものがありますので、

 

大阪都への移行を機会にバサーっと役人の数を減らして貰いたかったですね。

 

どうせ減った役人の数も大阪都に完全移行したらまた増えだしますから、

 

変革の時期に減らせる部署と人は減らすべきです。

 

明治維新の廃藩置県やら戦後の公職追放のように、

 

役人をバサーっと減らすという意味において、

 

大阪都への移行は必要だったように思います。

 

ただ、二重行政の無駄の解消を地道にやってきたから、

 

2度目の住民投票の否決になったという話もございますが…。